SPレコードは、1948年頃にプラスチックを材料にmicro grooveで溝を刻んだレコード(long playing; LP)が登場して以降、それ以前の蓄音機用レコードをstandard playingと呼んで区別するようになり、これを略した呼び名。すなわち、エミール・ベルリナーが開発した円盤状の蓄音機用レコードの総称といってよく、初期の縦溝レコードや片面レコードなども含まれる。1950年代後半まで生産されその後はLPレコードに完全に移行した。SPレコードという呼称は日本ではよく通用する言い方だが、国際的には“78s”または“78rpm record”と呼ばれることの方が多い。 ご興味の方は是非ともご参加頂けましたら幸いです。 |