犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ジャカルタ便り~ホテル

2019-12-18 23:20:07 | その他アジア諸国便り
 約半年振りのインドネシア出張です。

 空港からホテルまでは、事前に予約してあったシルバーバードという高級タクシー。4人がそれぞれトランクを持っているので、トヨタのアルファードが配車されました。

 この日は昼間、スコールがあったらしく、夕方も道路が濡れていました。そして道路は大渋滞。

「雨季ですからね」

「雨季? 12月は雨季なの? タイは乾季だよ」

 同じ東南アジアでも、季節は違うようです。調べてみると、タイは11月から2月が乾季、一方ジャカルタは、11月から3月が雨季なんだそうです。

 空港からホテルまで2時間近くかかりました。

 チェックインを済ませ、夕食に行くために15分後にロビーで待ち合わせ。

「部屋がまだ掃除中だった」

「スリッパがなかった」

「トイレの水圧が低くて、ティッシュ1枚流すのに3回もかかった」


 それぞれ何かしら不満を訴えます。

 このホテルでは、日本人のお客さんには、じゃかるた新聞という、日本人向けの新聞をサービスで毎朝くれるのですが、それもありませんでした。

 夕食は、近くのモールへ行って食事をしました。ホテルからすぐのところなのに、渋滞で30分ぐらいかかりました。

 韓国資本のモールで、ロッテマートが入っていました。

 4人のうちの二人は、11月にも出張に来ていて、そのときに見つけたという、サテ(串焼き)がおいしい店です。

 特にカンビン(山羊)のミンチの串焼きが名物。

 ビンタンビールがあったのもうれしい。イスラムの国、インドネシアではお酒を置いていない店も多いのです。

 店を出たのは9時過ぎ。

 タクシー乗り場の行列はそれほど長くなかったのですが、ぜんぜんタクシーが来ない。たまに来たと思ったら、予約の車で、列は進まない。

「歩いて帰れる距離?」

「徒歩20分ぐらいだと思います」
と、グーグルマップを見ながら答えます。

「じゃ歩こう」

 オートバイが行きかう狭い路地を、ぬかるみに注意しながら歩くのは、けっこうスリリングでしたが、無事にホテルに帰りつきました。

 スコールが来なかったのは幸いでした。
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