何年振りかで本を読んだ。本と言えば月刊誌の「山と渓谷」と「山の本」だったが、その「山の本」も今年の春号で廃刊となってしましった。青峰会二人展を君津中央図書館で開催しているときに図書を借りている人達の多いのにびっくりして、秋でもあるし本でも読もうかなーと借りた本が「笹本稜平」の<還るべき場所>だった。
ストーリーは世界第2に高峰K2で滑落して、相棒女性がロープを切断して自分が助かった。その後、山をやめていたが仲間が主催する公募登山のブロードピーク(8016m)のスタッフとして活躍し、ラストでK2遭難の真意が判明しました。
<長い人生で一度くらいは魂の糧になるようなことをやってみたい。さもないとわたしの魂のレベルで飢えたまま死ぬことになる>と熱く語り生きる60歳代のクライアントの言葉が印象でした。
K2・ブロードピークのベースキャンプまでのバルトロ氷河が出てきます。老生は17年前の2006年に【K2/バルトロ氷河トレッキング】でコンコルディア(5000m)からK2・ブロードピークを仰ぎ見ただけだったが、トレッキング途中のパイユ・ドラゴンタワー・ムスターグタワー等々の懐かしい山名が出てきて一気に読み上げてしまいました。
山に興味ある方は是非「還るべき場所」を読んで若き命を蘇らせてください。
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