元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ヒマラヤスギ・16~雌花序4
マツ科ヒマラヤスギ属の「ヒマラヤスギ(喜馬拉耶杉)」。ヒマラヤ山脈原産の常緑高木で日本には明治時代に渡来した。雌雄同株で10~11月に雄花序と雌花序を付ける。株によっては雄花序が目立つ樹と雄花序が全く見当たらない樹があるので雌雄異株のようにも思えるが、樹齢30年を超えないと雌花を咲かせないようだ。雄花序は長さ5~6センチで枝に多数付くので開花に気付くが、雌花序は長さ5~6ミリで数が少なく葉に隠れており、更に雌花序の多くは高い枝に付くのでなかなか見つからない。一昨年の秋に初めてこの雌花序を見つけたが、それ以降、この時期になるとつい探してしまう。雌花序は受粉しても途中で枯死してしまうことが多く、低い枝で雌花序を見つけてもその成長を観察し続けるのは難しい。
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高いところに咲くので観察するのが
難しいです。
高木なので、花まで撮ったことがありません。
貴重な雌花、機会があれば探してみたいです。
中学校を卒業する記念に校庭の西側にこの木を各クラスで1本ずつ植えました。
それから65年経ちましたが、果たしてこの木が残っているのかどうか。
残っているとしたら、実をつけているのかどうか、・・・
この記事によって、遠い昔のことを思い出させていただきました。
珍しいものを見られて嬉しいです。
高木すぎて見上げても見えず、球果が落ちていてやっと気づくということが多いです。