車模型製作所

カーモデルを中心に紹介していきたいと思います。
個人の趣味の範囲で製作を行っているので
優しく見守ってください!

失敗談 その3

2015-10-05 00:35:09 | ウレタンクリアーについて考える

今回は画像なしです。

失敗談その3ですがその2の続きです。

その2で熱がどうのやらシワがどうのやらと書きましたが、いろいろと検証した結果自分なりに

原因がわかりました。(絶対これとは言えませんが・・・。)

結論から言いますと・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾燥不足です。

ウレタンの下にラッカーシンナーが潜んでいて、揮発してウレタンを侵すかと・・・・

当時はボディを塗った後、ドライブースにて1日乾燥後ウレタンを吹いていたのですが

それがいけなかったのです。

実際シワが発生していないものありますが、思い返せば、ウレタンを塗る前に忙しくて

ドライブースに放置していた物でした。

最近はこの法則を機にウレタン前では最低1週間はドライブースで乾燥させるようにしています。

ただ、デカール関係は厄介です。

デカールの上にウレタンを吹くのならばいいのですが、デカールの定着目的でラッカークリアーを

吹く場合は、デカールがシンナーを吸ってしまってなかなか揮発しないみたいです。

この場合は2週間は乾燥させたほうがいいのかな?

現に某光沢の魔術師様のブログにもデカール部分はラッカーが弾けると書いてありましたし

自分の完成品でもデカール部分はウレタンのシワが多いように見えました。

 

以上ウレタンクリアーについて考えるでした。

 

これで完結かな?


失敗談 その2

2013-09-11 00:24:12 | ウレタンクリアーについて考える

ウレタンクリア失敗談その2です。

自分は研ぎ出しを行った後、段階のコンパンド毎に水洗いを行っていますが

水洗いを終えた後にドライブースに入れて乾かします。

そうすると・・・・

こうツヤツヤの表面が・・・・

 

 

 

 

 

 

わかりますでしょうか?

光の周りがシワシワになってるのを・・・・

この夏はとても暑くて、ドライブースの温度も45度を超えるときもあります。

夏に製作したやつで、どうもシワが出来てしまいとても

悩んだ時期がありましたが、多分熱でやわらかくなってしまったんだろうと・・・・

試験で、ほぼフィニッシュしたボディをドライブースに入れて放置したところ

思い通りに写真のようにシワが発生しました。

冬場は問題ないと思うのですが、食器乾燥機をドライブースに

使ってる方は気を付けた方がいいと思います。


失敗談 その1

2013-09-09 23:44:39 | ウレタンクリアーについて考える

このカテゴリーはウレタンクリアーについていろいろと

書いていこうと思います。

ウレタンクリアーといえば・・・

 

 

ウレタンクリアーとラッカークリアーの比較

  ウレタンクリアー ラッカークリアー
硬化の仕組み 主剤と硬化剤の化学反応 溶剤の揮発による顔料の定着
塗膜 強い。研ぎ出し時下地が出にくい。 弱い。研ぎ出し時下地が出やすい。
デカールへの影響 弱い。 強い。いきなり吹くとデカールが溶ける。
ヒケ シンナー分が少ないのでヒケが少ない。 シンナー分が多いのでヒケが多い。
乾燥時間 シンナー分にもよるが、おおむね1〜2日。 触手時間は3,4日だが、シンナー分が完全に抜けるのは1ヶ月以上。
未経験者が吹いても良好。 経験者との差が出やすい
乾燥前に触ったら? 内部から硬化するので、指紋が消える。 指紋がついたまま定着
経年変化 ほとんど無し 艶退けが激しい

こんな特徴があり・・・とてもメリットが多いように見えますが

わけのわからない失敗もあるのです。

簡単なようで難しいのがウレタンクリアだと思います。

むしろ、使いたての初心者の方の方が

うまく塗れて、使い込んが人ほど失敗があるかも・・・・

 

さてさて・・・今回の失敗談は・・・・・

 

「パーティングラインの浮き出し」

この事故は、ネットで探してもなかなか起こった方は

いないようですが、自分はなりました!

工程としましては、ボディは言うまでもなく処理を行いました。シルバー塗装を行うので・・・。

サフ→#2000で整え→シルバー塗装→1:2=クリアー:シルバー塗装→2:1=クリアー:シルバー塗装

この後、目視でキズ、やパーティングラインの忘れがないか再度確認後に

ウレタンクリアを吹いたのですが、時間が経つにつれて写真のような

現象になりました。

挫折しかけましたが、ウレタンクリアの販売元に問い合わせたところ

やっぱでるみたいなのです。

特にシルバーはよく目立つので、デカールが少ない車種はラッカークリアを

使うとのこと・・・・。

やっぱそうなのか!?

 

ちなみに、のちにメッキ塗装のテストを兼ねて、廃棄ボディに無塗装の状態で

ウレタンクリアーを吹き付けたところ・・・・

ツヤがでませんでした・・・。

むしろ、塗料をボディが吸ったような感覚です。

ってことは、ウレタンクリアーはガレキやメタルにはもってこいですが

プラにはそれなりのデメリットがあるってことですね・・・・。

ただ、普通の色は全然目立たないのでいいんですが

メタリック系は考え物です。

 

 

 

 

使ったウレタンクリアーは某模型店のウレタンクリアーですが

ロックペイントのウレタンクリアーでも全く同じ現象を

確認してます。