テ1 珊瑚エッチング板 8

2017-02-22 07:26:52 | 小型・古典貨車
珊瑚の説明紙には台枠側梁は1.5x2.5x1.5と記されている
つまり実物的には側梁は200ミリという事になるが、これだと自動連結器時代の台枠になってしまうと思う
全盛期の国鉄貨車に掲載の写真を見てもバッファー穴があるし、側梁は端梁と同じ高さに付いているから側梁は太いと思う
ただしこのテの端梁は高さ方向が短いようにも見えるので、もしかすると床板は側板裾から少し上がった所に在るのかもしれない

そんなこんなで側梁はいつも通り1.0x3.0x1.0を使用することにし、端梁の下場に合わせて取り付ける事にした
(それに3ミリチャンネルにしないとエコー軸受のシューが側梁から浮いてしまう)
つまり床板厚0.6ミリ+気持ち上昇分0.2ミリとしてt0.8のスペーサーを床板取付板と冶具の間に挟んで平行を出してハンダ付けした
そして床板をt0.6板から切り出して穴を開けてM1.4タップを立てた

ここまで出来たのでエコーの軸受と車輪を付けて仮組みしてみた


側梁は仮に半端材を挟んである

隣にカを並べてみると異様に背が高いので「やっちゃったか?!」と心配になったが、形式図を見たら3426mm(42.8)-3473mm(43.4)と記してあった
模型を実測したらおよそ43ミリだったので間違えていた分けではなかったし、増トン工事後のワ1型(3477-3499mm)よりは低かったので安心した

それにしても形式図では大正15年版も昭和4年版も平面図で引戸レールが車体から浮かせて描いてある
もちろん実物は多少は浮かせてあるのに間違い無いが、合わせて引戸も浮いた位置に描いてあるのだ
後のテムやテラのように側板の表に柱が在る形式は柱を避けないと引戸が開けられなくなってしまうが、テ1型は柱が露出していないので形式図の記載は大げさな表現をしたのだろうと思われる
本の写真を見ても引戸は側板からわざわざ浮かす必要は無いように見える
ま、私の模型の引戸はかなりオーバースケールな柱が付いているので、これ以上浮かしてはダメだということ
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