PRR FS-10 / FM H10-44

2008-11-18 18:52:59 | PRR シフター
ペンシルバニア鉄道 クラス FS-10 はフェアバンクス モース社が製造した1000馬力ディーゼルスイッチャー H10-44
1944-1950年に195輌が米国内向けに製造された。 *カナダとメキシコ向けは無し*

外観は傾斜したフード前面、サイド バッテリーボックス部の飾り外皮など流線型の独特なデザインだった。
なんといっても特徴的なのは、まるで蒸気機関車のようにキャブの後ろに屋根が張り出していたこと。
これは他のビルダー製にも見られない独特なデザインだが、デッキに乗るスイッチマンが雨に塗れないようにとの配慮であったらしい。



ペンシルバニア鉄道は1948年初頭から発注を始め、3バッチで55輌購入した。
最初のオーダーLD-50のみナンバーが2ブロックに分けられ、全体で4つのナンバーブロックが割り当てられた。

オーダーNo. ビルダーデート ロードNo.
LD-50   1948-6      5980-5986
LD-50   1948-6~1948-10  9184-9199
LD-53   1949-3~1949-4  9288-9299
LD-71   1949-7~1949-11  9080-9099

落成時期による変化はほとんど無かったが、唯一デッキフロントレイリングのスタンションがLD-50は3本、それ以降は4本になった。

主にピッツバーグ以西に配置され、Hクラス2-8-0などの蒸気機関車を置き換えた。



模型はかなり以前に売られていたヲルサーズ発売のオーストリア製
製造担当はROCOなのでアトラスのSシリーズやFP7、ヲルサーズのSW1などと部品が似ています。

最近になってリランされたのは良いのですが、けっこう高価になりました。

数あるPRRのエンジン中、オデコにこのサイズでロードナンバーが入っているのは唯一です


フードサイドのフィルター配置がPRRのプロトタイプとは若干違います


私の模型は最近になって中古で手に入れました。
ATSF塗装を落としてクレオス油性を調合した特製DGLEで再塗装。
デカールはチャンプ製キャブユニット用の余り物。

けっこう重量が有るのと、ギア比が大きく速度が低いので実物通り重入換には最適です。

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