ある日のカーブ (PRRディーゼルマニア的妄想)

2006-10-05 11:56:04 | PRR 1st. Freighters
線路を見下ろす丘に続く小道を息を切らして一気に駆け上がると、先ほどから聞こえていた音の主 [東行きコールホッパー] が勾配を下って行くところでした。石炭を満載したH-21のすっかり過熱したブレーキシューからは白煙がもうもうと上がり、先頭の機関車はダイナミックブレーキをフル稼働して下り勾配に負けぬよう踏ん張っていることでしょう。

見とれているうちに3チャイムホーンが聞こえ、対向の列車が登ってきました。EFS-17m(GP-9)のトリオがリードする西行きボックスカーの編成です。中間に1957年形を挟んだ三重連の先頭はトレインフォンアンテナを振りかざした初期型で、EMD567Cプライムムーバーの唸りと共にゆっくり近付いてきました。

長い長い貨物列車を見送っていると、再び全開のエンジン音が近付いて来ました。列車の最後尾、N5cキャビンカーの後に取り付いて押し上げてくるヘルパーセットです。キャブ、ブースター共にその低速ギアを示す標識をサイドドアに掲げたEH-15(F-7)が、4500馬力の全力で列車を押してカーブを周って行きました。



以上、PRRのディーゼルマニアの脳内で繰り広げられた妄想でした。
今回EFS-17m(GP-9)が3輌になったので、このようなシーンが再現できるようになりました。
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