日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
私家版・house of flavorsのチーズケーキを英国で
在東京の友達が衝撃的な報告をしてくれた。
「ついに世界一美味しいチーズケーキを食べました。値段も世界一でホールでいちまんごせんえん!」
鎌倉にあるハウス・オブ・フレイバーズのマダムのチーズケーキだそうで、もちろん日本の方はご存知だろう。わたしは初めて知りました。
世界一美味しいと聞いたら食べてみたくなる、しかし生菓子はこっちまで送ってもらえない、レシピ本は絶版、図書館に行くこともできない...
ネットで検索してみたら、オリジナルレシピはもちろん見つからないが、アレンジしたレシピを載せておられるブログを見つけた。しかしながら完成形とはいえないという。
他にもたくさんの方が手順をあげておられ、とにかく美味しくはできるものの、ナイフを入れたときの断面まで美しく作るのが難しいようだった。何十個もチャレンジしている様子を記事にしている方のブログは特に役に立った。どなたかの「失敗」と「反省」というのは後学の者には非常に役に立つ。
で、作りました、世界一美味しいチーズケーキを英国で!
大成功!!!
さすがに日本人の絶賛するチーズケーキ、甘さ控えめで濃厚、シンプルな材料で味わい深い。テクスチャーもちょうどよく、二層目のサワークリーム部分がとてもいいアクセントになっている。
こりゃ本家がどんな味なのか気になる。
鎌倉にあるお店も素敵そうだし、行ってみたいなあ。
......
わたしもネット上の情報に助けられたのでコツをメモとしてシェアしたい。
『モエの考えるコツ』
グラハムクラッカーは必ずフードプロセッサーでさらさらの状態にし、溶かしバターもここに加えて機械で十分撹拌してからまとめる。
型に直接はりつけたら、最低でも5時間くらい、できたら一晩冷蔵庫で寝かせ固める! これでベースが完成。
一層目のクリームができるぎりぎりまで冷蔵庫で保存。
一層目。クリームチーズはわたしはフィラデルフィアではなく、チャールズ皇太子の会社が作っているオーガニックのクリームチーズを使った(単に一箱がちょうど250gだったから)。フィラデルフィアに似たテクスチャーだったので手に入りやすいフィラデルフィアでも全く問題はないはず。滑らかに材料を混ぜたら手間でも必ずうらごしすること!
オーブンは3Dのセッティング(熱風補助付きのオーブン)で150度で1時間焼いた。50分くらいから表面が割れてきたので注意。湯煎はなし。
一層目が焼けたらほとんど完全に冷まし、二層目のサワークリームを流し込む。表面が暖かいと流れそう。
150度で10分焼いた。冷めたらいい具合に固まった。固まらなかったら次は卵を入れてみようと実験魂に火がついたが、その心配は無用だった。
焼けたらラックの上で完全に冷やし、水分を飛ばし、最低でも2日、できたら3日間は冷蔵庫で保存。
焼きたてが冷めたくらいでは絶対に食べられない。翌日でも早すぎると思う。
手順は簡単だが、とにかく時間がかかるのでその覚悟で作るべし。
作り方も勝手にアレンジした。
18センチバネ式の型使用
『ベース』
グラハムクラッカー、あるいはスペキュロース 180g
バター 60g
シナモンパウダー少々(スペキュロースの場合は不要)
『一層目』
クリームチーズ 500g
卵 大2こ
砂糖 60g
『二層目』
サワークリーム 150g
砂糖 20g
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