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Brugge Style
black tie
今夜はブラック・タイのイベントがある。
夫、断酒してから腰回りが痩せたので、ディナー・ジャケット(タキシード)を新調したばかり。
今、老眼鏡をかけて注意深く仕付糸を切ってやった。
わたしなんか今夜は25年前のイブニング・ドレスを着ようと思っているのにですよ。
でもこのドレス、重宝なことこの上ない。老婆になってからも着たいし、死装束にしてもいい。
夫の仕事柄、パーティーにはよく駆り出される方だ。
英国は、おそらく米国と並んで、「ブラック・タイ」指定のイベントが多いお国柄だと思う。
庶民には「ホワイト・タイ」の機会はほとんどないですがね...
普通の会社でもそういった機会は少なくないようだし、例えば娘の学校でもフォーマルなコンサートやパーティの招待状には「ブラック・タイ」指定されていることが多い。M&Sという平凡なスーパーでもタキシードを扱っているくらいだ。
そんなに機会が多いなら彼らはタキシードをさぞ着こなすに違いない。昼間のジーンズのように慣れた着こなしができたらカッコイイことこのうえないだろう。つまり腹が出ていようが、他に難があろうが、「慣れ」がまず必要なのだから。
それなのに、フォーマルなイベントが多いその割には、七五三の坊やのように服に着られてしまっている男性のなんと多いことか。
彼らが着慣れているにもかかわらず、両手をつながれた坊や状態だとしたら、サイズが合ってないのが原因かしら。七五三のモーニングって大きめですよね。
手袋のように寸法の合うスーツが最も男を美しく見せるのは、トム・フォードで装ったクレイグ・ボンドが8割り増しで凛々しいことで証明済みだ。
タキシードは一着あれば毎回、何年も着られるので、ものすごく効果の高いコスチュームだと思う。だからいいのを一着用意しておけばいいのに。
あ、中年の男はわが夫のように体重の変動が大きいのかもしれない...
だからこそ体を鍛えるなり、食事に気をつけるなりして、常に同じサイズのタキシードを着られる身体を保つのを意識してはどうかと提案してみたいがどうだろう。
女性。
女は毎回同じイブニング・ドレスを着るわけにはいかないのでいいのです!
日本女性は和服という素晴らしいチョイスもある...
(男性の民族衣装はさらに素敵だ。スコットランド人のキルトとか、アラブ人の正装とか、日本人の和服、めちゃカッコイイ! ベルギーにそういうものがないのが本当に残念)
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