或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

変わる野菜事情

2005年12月13日 | ハンガリー(日常)
海外駐在というのは、繰り返すものらしく、なかには民主化前のハンガリーに
住んだ経験があって又赴任してこられたという方もいらっしゃるし、そうでなく
とも、今は帰任された先輩奥さんたちは、冬場ほとんど野菜が手に入らなくて
困ったそうです。ジャガイモやニンジン、タマネギといった常備菜以外、たとえば
トマトやキューリが通年で手に入るようになっただけでも十分素晴らしいのに、
最近来た人は恵まれてる・・・とは良くお聞きしたものでした。

私がブダペストに来た2003年には、レタスやキャベツもあったし、時に大根や
カブ、ホウレンソウも中華市場まで行かなくても買えました。柿が売られており、
ハンガリー語でも「カキ」と呼ぶと聞いて驚きました。渋いかと心配しましたが
種無しの完熟タイプにあたることが多いです。

さて、最近はといえば、EUに加盟したおかげか域内の食材の出入りが盛んに
なったのでしょう。リンゴも、これまで見たことの無い品種で美味しいイタリア
産のものが出てきました。(値段は、お馴染みハンガリー産ジョナサン・ゴールド
の2.5倍くらい)

また、いちごもギリシャやイタリア産でハンガリー産より粒が大きくツヤツヤとして
綺麗で甘いものが店頭に並ぶようになりました。以前の国内産なら、小粒で玉石混合
なうえ、パックを購入して帰ると底部分から一気に傷んで上のほうしか食べられない、
甘味が弱くて砂糖をまぶして食べるなんてことすらありましたが、最近の輸入物は
高いけれど、見た目だけでなく鮮度も味も良いです。

パプリカといえば黄色くて細長いクセのないものか、唐辛子に近い青みのハンガリー
産のものが主流でしたが、最近は日本でいうポッテリした甘い赤・黄・緑のパプリカや
イタリア産のルッコラやスペイン産レタスも日常的に入荷しており、鮮度も悪くない
ようです。野菜事情はユックリですが間違いなく改善されてきているようです。

八百屋の軒先を彩る野菜や果物の種類が増えたことは一目見ても分かるほどに。
ハンガリーで何を食べたらよいか、そもそも食材事情って?と心配な方、少し
安心してもらえたら幸いです。


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