或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

高額紙幣拒否

2005年11月16日 | ハンガリー(日常)
ハンガリーでは外国人なら誰でも高額紙幣を使おうとして嫌な顔をされたり、
あからさまに拒否されたりしたことがあるに違いない。

換金所で換金しても、ATMを使って日本円やユーロの口座からフォリントを引き出す
にしても、インフレ気味なハンガリー通貨、日本円で5万円分も10万Ftとお札の枚数
が多い。こうなると機械の側で高額紙幣を選んで吐き出すのか2万Ft札や1万Ft札が
主流になる。枚数は多くなってしまうけれど、たまに5千Ft札でドパーッと出てくると
有難くって小躍りしたくなる。

どうしてって?肉屋も八百屋も、みんな高額紙幣を嫌がるから。唯一郵便局だけが光を
照射して偽札判別する機械を各窓口に持っているので使わせてもらえる。なるべく高額の
買い物の際つり銭で小額紙幣を確保するよう試みているとはいえ、自然食品屋、パン屋、
肉屋、と何軒か回るうちに切らしてしまうことなんて当たり前ではないか?

以前、アパートのオーナーに「ごめんなさい。細かいのないの。」という言葉を教わって
から「まぁ、いいよ」とお許し願えることが多かった最近。今日は最後の八百屋で1,000
Ft弱の支払うころには使い果たしてしまい、受け取り拒否、やられてしまった。無言で
1万Ft札を返され、買おうとしたリンゴ3個とドライプルーンを残し「あとで戻ります」
と言い商店街に戻るも、困った。

こういうことはハンガリーに越してきてすぐのころはしょっちゅうだった。切り花は
食品に比べて高いので花屋ならばと駆け込み、チューリップを何本か購入して高額紙幣
を崩したものだった。でも、暖房も入れている今、花を買ってもすぐにしおらせると
思うと癪なので今日は思案して文房具屋さんへ。綺麗なクリスマスカードを何枚か購入、
支払は八百屋と同額程度だったが「ごめんなさい。細かいのないの。」で1万Ft札を
受け付けてもらえた。ホッとする。八百屋に戻って支払いも済ませられたけれど、、、
こういうのやめてもらいたい。

そのうえ私たちを悩ませるのは、八百屋にせよ、ガソリンスタンドにせよ、衣類を扱う
店にせよ、店員は誰もがおつりを出すのを嫌がりいくらかでも小銭を出せといって粘る。
日本など間合いで「小銭を添える気配がない」と思えばサッと釣りを用意してくれる
ものだけれど。そういうときは決まって高飛車な態度を取ってくるので不快このうえない。
時には半ば怒ったように(外国人と見て平気で)「財布の中を見せろ」といってくるほど。
分からないなら見てやるから、ということらしいが甚だ図々しい。

公共交通機関の定期券を買う窓口でさえ、そんな調子。定期は結構高いので、ここぞと
ばかりに高額紙幣をだして小額紙幣の混じった釣りを得たいこちらの意図なんて見事に
かわされてしまう。何しろ長蛇の列が出来ていようが関係なく、小銭を出すまで待たれて
はかなわない。その結果、財布に残るわずかのコインさえかき集めて渡さなければいけ
なくなる。支払いの段はいつも気を揉まされる。

「だったら高額紙幣なんて作るなよー」と思えて腹立たしい・・・。

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