山から帰る道
気が付けばもう引き返せない場所にいた
近道のつもりが長く下って進んだ先は崖だった
長く登って引き返せば良いのに
崖を避けて進んだら帰れると思い引き返さずに進んだ
目の前に断崖絶壁が現れた
そこで引き返せば良いものを
崖を登れば道があると思い登り初める
しかし登れど登れど上にはつかない
下から見て登っていると、上に休む場所が見えてるんだけど
そこへ辿りついても休む場所はなく
まだ崖が続いてる
蜃気楼のように登っても登っても終わりがないのだ
引き返す機会を失ったから登っていくしかない
もう遭難したも同然だった
心細さに負けて助けを求めても
木樹のざわめきにかきけされてる気分になる
誰にも声は届かない
助けるのは自分しかいない
結局来た道の倍の時間をかけて崖を登ってようやく帰ってこれた
少しの間だったけどあの終わりのない時間は
とても途方がなかった
今もまた似た気持ちでいる
終わりがない崖を登っている気分だ
結局引き返せないから書いてるような気分になる
好きだから書いてると
言い訳のように言い聞かせてる気分だ
ああ途方もない
気が付けばもう引き返せない場所にいた
近道のつもりが長く下って進んだ先は崖だった
長く登って引き返せば良いのに
崖を避けて進んだら帰れると思い引き返さずに進んだ
目の前に断崖絶壁が現れた
そこで引き返せば良いものを
崖を登れば道があると思い登り初める
しかし登れど登れど上にはつかない
下から見て登っていると、上に休む場所が見えてるんだけど
そこへ辿りついても休む場所はなく
まだ崖が続いてる
蜃気楼のように登っても登っても終わりがないのだ
引き返す機会を失ったから登っていくしかない
もう遭難したも同然だった
心細さに負けて助けを求めても
木樹のざわめきにかきけされてる気分になる
誰にも声は届かない
助けるのは自分しかいない
結局来た道の倍の時間をかけて崖を登ってようやく帰ってこれた
少しの間だったけどあの終わりのない時間は
とても途方がなかった
今もまた似た気持ちでいる
終わりがない崖を登っている気分だ
結局引き返せないから書いてるような気分になる
好きだから書いてると
言い訳のように言い聞かせてる気分だ
ああ途方もない