板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

神鉄粟生線活性化協議会に行ってきました その1<神鉄から輸送人員実績の報告…「目標に届いてない」>

2011-03-26 08:12:44 | 神鉄粟生線問題
3月23日(水)午後2時より(※図書館が移って来ると言われている今話題の)教育センターで第8回神鉄粟生線活性化協議会の傍聴に行ってきました。

この度も、数回にわけて傍聴録をお知らせします。

まずはじめに、神鉄から輸送人員実績の報告がありました。

2010年2月の対前年増減率で対比すると、粟生線定期外が3.6%増の大幅改善がなされなした。

しかし、神鉄の説明では大幅改善の理由は雪が降った影響と評価しています。

また、通勤定期利用者が2010年度10月から△1%台で推移しているのですが09年度の景気低迷の影響で特に2009年度が減少したため今年は減少幅が少なくなっているとのことでした。

粟生線合計で2010年度4~2月が△1.7%で約11万人のマイナス。この状況で推移すると活性化協議会の連携計画で2010年度の目標輸送人員が690万人に対して681万人どまりと予想しています。

計画通りに増えてないことが報告されました。
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神鉄粟生線申入れ行動 (その6 素朴な疑問わかったこと)

2011-02-27 08:57:00 | 神鉄粟生線問題
今回は申入れ行動の最後として、申入れするなかでわかった、素朴な疑問の答えについて書きたいと思います。

Q1:昼間に車両を減らすことは出来ないの?

車輌を減らすのは各車にモーターが付いており現状ある車両を切り離したりするのは余計に経費がかるそうです。


Q2:昼の本数を減らせば経費節減になるのでは?

乗車数が少なくても、定時間隔運行により乗車している乗客もいます。本数を減らすことによる流動経費より赤字の原因は資産を持つなど固定費がかかることが原因だそうです。


Q3:神鉄粟生線が年間10億円赤字は本当ですか?

例えば志染駅から湊川駅まで利用した場合、粟生駅から鈴蘭台駅までを粟生線とし鈴蘭台駅から湊川駅までは有馬線として距離で按分して収支が考えられているようです。(※距離的には2:1くらい)。その考え方で収支は10億円の赤字のようです。しかし、果たしてこの分け方が正しい経営状況の反映なのか疑問が残るところです。ただ、今後、乗客が減り続けていることが問題です。また、神鉄自体鉄道以外の事業含めての経営は昨年7千万円の黒字です。もう少し調べないと分からない部分もあります。
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神鉄粟生線申入れ行動 (その5 全体を通して)

2011-02-24 21:00:45 | 神鉄粟生線問題
 お話をするまで分からなかったことがたくさん分かりました。

国・県・市・神鉄が努力されていることもわかりました。

しかし神鉄粟生線廃線問題で市・県・国・神鉄が一丸となって「廃線しないスクラム」が組まれているとは言い難い状況にがっかりしました。

それゆえに問題は深刻だと思います。

私も4か所の申入れ行動で少し頭が混乱しています。また私自身もっと勉強しなくてはと思いました。

今回の申入れ行動で終わるのでなく今後も必要に応じて何度も申入れ行動をしていきたいと思いました。

また、これから三木市・小野市にも申入れはしていきたいと思います。

 特に今回の申入れ行動で日本共産党がこれまで言ってきた、国から押し付ける「地方分権」の危うさを実感しました。

また、私企業と公共交通の関係についても考えさせられました。

先週の雪は車やバスの交通を麻痺させました。そんな中で神鉄が雪の中走り、たくさんの市民を輸送しました。あらためて電車の必要性を感じました。

 板東しょうご、今後も神鉄粟生線問題に真剣に取り組んでいきたいと思います。有難うございました。
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神鉄粟生線申入れ行動 (その4 神戸電鉄)

2011-02-23 17:55:32 | 神鉄粟生線問題
18日(金)AMは神戸電鉄に行ってきました。写真は神戸電鉄での申入れの様子です。私は奥一番右側です。

はじめに、神鉄の立場から話があり、要請書に対しての回答がありました。

「国の予算がつかなければ活性化協議会が24年度の事業が出来なくなる。23年度中に24年度以降の議論をしなければならない。私企業だから粟生線がこの先も赤字で続けるのは難しい。すぐ廃止するというのでなく24年度どうするかを検討する。あくまでも存続する立場だから活性化協議会にも参加している。国や民主党にも要請した。駅要員・車掌の再配置はしたいが現状では難しい。情報開示についてはインサイダーの問題があるので全部言えないが公開できる部分は公開しているつもり。県が来年度の活性化協議会の予算を出さないことで、事業規模が少なくなるのは必至。深刻な問題になっている。」

赤字の本質は資産を持っていることがコストの原因だそうです。

直接的には言いませんでしたが市・県に対して固定資産税の減免等を望んでいるようです。

 板東からは、もっと一般市民にわかる情報伝達の必要性を訴えました。インターネット、新聞広告、車内宣伝など検討するとのことでした。

 感想として神鉄の苦労もよくわかりましたが、私企業とはいえ市民の足を守る事業者としての社会的責任はもう少し重いと思います。

これからも是非、「安心」・「安全」・「快適」を届け市民の豊かな暮らしを実現し、地域社会に貢献していただきたいです。
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神鉄粟生線申入れ行動 (その3 国土交通省)

2011-02-22 17:15:36 | 神鉄粟生線問題
 17日(木)AMは国土交通省近畿運輸局(大阪)に行ってきました。

活性化協議会に対する補助が打ち切られるようになった経緯の説明がありました。

これまで「地域公共交通活性化・再生事業」が事業仕分けにより22年で廃止になり23年度から「地域公共交通確保維持改善事業」が始まるが最終交通手段(バス)が対象で鉄道は対象とならないそうです。

ただ、経過措置として23年度は同様の補助を行うそうです。また神戸電鉄に対しては安全対策の事業として毎年1億から2億の補助を行っていることも表明されました。

粟生線が廃線になることに対して国はどう考えるのかと問うと、「今は地方分権の時代だから地域鉄道の維持が必要であればそれは市町が考えなければなりません。国はあくまでもきっかけづくりを支援するだけです」とのことでした。

 板東からは「神鉄粟生線の沿線住民にとって神鉄こそ最終交通手段だ」と訴えました。「意見はよくわかるがバスのみ最終交通手段。」

感想として一番印象に残ったのが地方でうまくいってないから国の力も借りたいのに、地方分権の時代だから地方で考えろという国の発想はどうなんでしょうか。
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