本会議最終日の発言の中で、各方面の方から一番反応のあったのが教育長の任命につき同意を求めることについて反対の討論でした。
第41号議案、教育長の任命につき同意を求めることについて反対の討論を行います。
この教育長人事は、昨年7月3日に前教育長が辞任してから懸案の事項となっていました。
では、なぜ教育長の任命まで9か月もかかったのかということになります。
前市長主催の幹部慰労会問題に関する一連の不祥事案に関して3月12日の懲戒処分等の公表がなされました。
この処分を待っての教育長の任命であると考えるのが自然であると考えます。
複数の市民や職員から処分が出る前から、関係した部長について今度の人事は当然降格処分にするべきではないのかという声を聞いています。
そうなると、殆どの部長が入れ替わることになり、いくらなんでも三木市の行政運営上に支障をきたすのではないかと、私は考えていました。
しかし、この問題を行政の都合でうやむやにすることは、将来に禍根を残すのではないかと言われ、私もそれ以上何も言えませんでした。
私は、この市民感情はまともなものであると考えます。その点から考えると、西本氏の教育長の任命は特別職への昇格人事にあたり、市民にとって、納得の出来るものであると思えないのです。
西本氏は実務的能力も高く、仲田市政にとって、西本氏が教育長として最適であるのは理解します。
しかし、3月12日の記者発表資料の「懲戒処分等の公表」には「三木市は『不正を許さない』というメッセージを継続的に発信することにより、職員の綱紀粛正をこれまで以上に徹底してまいります。」とあります。
今回の教育長の任命がどのようなメッセージとして届くのでしょうか。
仲田市政に市民が求めるのは、この幹部慰労会問題を市民が納得できる形で終結させることではないかと考えます。
以上で第41号議案、教育長の任命につき同意を求めることについて反対の討論とします。
新教育長賛成者もしかたなく「消極的賛成」ですね。