一般質問 4
三木市内のナラ枯れについて
Q1:12月以降の三木市内のナラ枯れ被害の広がり
A:(産業振興部長)三木市内では、令和2年頃から発生が見られるようになり、今年もカシノナガキクイムシが木から飛散し、新しい木に影響をもたらす7月以降に被害が広がっていることは目視で確認している。市内での正確な被害量は把握出来ていないが、兵庫県の担当者の市内巡回の感覚でも、市の中央部から西部にかけて被害が広がっているという情報を得ている。
県では、これまで被害先端地市町を指定して、発生初期段階の拡大防止対策を実施されていたが、全県に被害が拡大した現状を踏まえまして、すべての市町を対象に人家周辺等で人的な二次被害の危険性の高い被害木について伐倒駆除の対策を実施されている。
昨年9月に市内の状況を確認したときは、山の中腹から山頂にかけての発生や人通りのほとんどない場所での発生が大半。しかし、今年度に入り、図書館裏での発生や建物付近での発生が見られる。
Q2:倒木などの被害を未然に防止する市独自の施策の検討
A2:三木市所有道路など官公庁等が所有する場所で発生した危険木の対応は、所管の官公庁が行う。また、市民の方が所有されている私有林は土地所有者が対応することになるが、人的な二次被害を及ぼす可能性のある危険木の対応は、市の対応が必要な場合もある。
被害は県内全域に広がっているため、危険木の対応をする場合は県とも連携をしつつ、利用可能な国や県の補助制度も利用し対応したい。なお、その際の財源は、森林環境譲与税の活用を検討する。
2回目以降
Q:予算計上の予定は?
A:令和4年度の市の予算計上はない。ただ、県の事業は、ナラ枯れ被害対策実施方針を4月から適用されているので、県事業及び国の補助があるものは、それぞれ予算は計上されている。必要なものは、今後緊急度が高いものは補正予算も検討する。
令和5年度以降は、総務部とも調整が必要だが、予備的な危険木の処理の経費が計上できるのであれば検討する。
Q:カエンタケの確認状況は?
A:市内にカエンタケの確認状況は今ない。ただ、非常に危険なキノコで注意が必要と思う。
三木市には三木山森林公園等もあるので、情報共有して、カエンタケ発生確認があれば、市民の方々への周知も今後必要と考える。