お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

道八の黒楽茶碗

2021-06-26 10:03:38 | 古いもの




幕末京焼の天才、仁阿弥道八の黒楽茶碗です。
おおらかで、のびのびとして、本家の楽にはない魅力があります。
富士の文様は多くのつくり手が試みていますが、道八のそれは秀逸です。
富士があることで、茶碗がひきしまっています。
高台脇にヘラ彫りによる「道八」の銘があります。
6代目道八と思われる字で、「黒茶碗 仁阿弥」と書かれた箱が付きます。

 (口径11センチ、高さ8センチ、高台径4,8センチ)
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堤 土人形

2021-06-19 11:00:13 | 古いもの






江戸の爛熟した庶民文化を感じさせる東北堤の土人形です。
幕末頃のものは珍しくないのですが、これは江戸中期~後期にさかのぼるもの。
近松門左衛門の浄瑠璃作品に登場する「和藤内」です。
中国人を父に日本人を母にもつ主人公が活躍する物語が人気を博し、歌舞伎でも上演されました。
裏側に「庄子や」の文字が入っていて、この土人形が、伝説の名人といわれた庄子勇七の作だということがわかります。

 (高さ16センチ、横19センチ)
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荒木珠奈 新作展 7月1日から開催

2021-06-17 19:50:32 | 新しいもの

 半立体 “Migrate”

 ドローイング “Refuge-1”

古代中国では、蚕が蝶(蛾)となって、繭から飛び出していく姿は、復活と回生のシンボルでした。
荒木珠奈さんは、この数年、蝶をモチーフとして現代的テーマに向き合っています。
新作との出会いがとても楽しみです。
15年ぶりのブリキ星での作品展になります。

荒木珠奈 新作展 銅版画・立体・ドローイング
2021年7月1日(木)~4日(日)、8日(木)~11日(日) 5,6,7日は休み
Open 13:00-19:00   Supported by Gallery Jin

1992-2011年にかけて、日本とメキシコを行き来しながら作品を発表してきました。
2012年に渡米し、現在はニューヨーク市に住んでいます。
2018年ごろから壁建設計画、中米からの移民キャラバンなどで注目されたアメリカ―メキシコ間の国境。その頃から、カナダ、アメリカとメキシコの間で“渡りをする蝶”をモチーフにして、移民の作品シリーズを始めました。
昨年からは、Cage(檻、カゴ)、Refuge(避難、保護)、そして羽化というイメージも加わり、模索を続けています。パンデミックの影響も、作品に少なからず出ている気がしています。今回は、銅版画、立体、ドローイングで最近の作品を観ていただけたらと思います。(荒木珠奈)




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初期伊万里小皿

2021-06-15 10:55:47 | 古いもの




飴釉、輪花が美しく、重ね焼きされた初期伊万里です。
「こんな初期伊万里があったんだ!」
初めての出会いに新鮮な気持ちになりました。
輪花部分に小さなカケやひっつき、高台に微かなニュウがありますが、十分使って楽しめます。

 (径13,5センチ、高さ3,5~4,5センチ、高台径4,8センチ)
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小寺健吉の油絵

2021-06-08 10:30:00 | 古いもの


100年前のパリ郊外の風景です。
樹々に囲まれた家と、セーヌの流れが見えます。
静かで、ひんやりとした空気感が伝わってきます。
この絵は、健吉(1887-1977)第一回目の渡欧1922~23頃の作品です。
絵具の小さな剥離が数か所あります。

 (紙ボードに油21,5×26センチ、額38,5×43,5センチ)
  <売約済みになりました>


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