お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

大きな「ぼてぼて茶碗」

2022-02-28 14:46:00 | 古いもの

 

胴が張り、鉄鉢のように美しい姿形です。
薄手で、民窯とは思えない品のよさ。緑釉の発色は渋く深みがあります。
ぼてぼて茶碗は、不志名だけでなく出雲の多くの窯でつくられています。
この大きな茶碗は、広瀬藩(松江藩の分藩)の窯の流れをくむ、八幡焼き(はちまんやき)のように私には見えます。
同手のものが、出雲民芸館に「不志名焼」として収蔵されているようです。

 (口径19,5センチ、高さ13,6センチ、高台径9センチ)
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猪熊弦一郎の素描

2022-02-18 13:56:16 | 古いもの



猪熊弦一郎(1902-1993)は、パリ時代(1938~40)の作品の多くを箱に入れて封印したといわれています。
ピカソに憧れ、マチスに心を揺さぶられた模索の時代でした。
この素描も滞欧作で、マチスの香りがします。
手探り感があるけれど心地のよい線です。

  (紙にペン28×41,5センチ、額58,5×75センチ)
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河合新蔵の油絵

2022-02-14 13:37:46 | 古いもの


油絵なのに白黒の雪景色、水墨画の世界です。
江戸時代の日本の風景を見るようですね。
新蔵(1867-1936)は、慶応3年に大阪に生まれ、明治時代の水彩画を牽引した人。
この絵は水彩画に取り組む前の作。
大阪から上京して、本格的に油を学ぶようになったのが明治24年のこと。
この油絵はその年の前後の作に見えます。

 (キャンバスに油24×33,5センチ)
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高麗青磁 鉄地梅瓶

2022-02-10 12:38:58 | 古いもの




とても高麗青磁には見えない、漆黒の世界とプリミティブな文様が魅力です。
制作期間が短かったせいか、あまり残っていません。
全面に黒土を塗り、青磁釉は薄くかけられています。
白土による三葉文は鉄地青磁だけに見られるモチーフ。
鉄地をかき落とし、粘り気のある白土を塗りこめています。
粗削りな高台内にも、鉄釉が塗られ砂をあてた跡が残っています。
11~12世紀のもので無傷です。

 (口径5センチ、高さ25センチ、高台径11センチ)
  <売約済みになりました>
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高橋正子展開催します 2022.2.5(土)-11(金)

2022-02-04 11:35:43 | 新しいもの




13年ぶりに再会した高橋正子さんの絵です。
「さもない海景」や「さもない風景」を描いても、
それは、高橋さん自身の自画像。
たおやかで、ひきこむ力があって、いいですね。

コロナ禍ですが、風通しのよい空間にする等の感染対策をしてお待ちしています。

 会期 2月5日(土曜日)~11日(金・祝)
     12:00ー19:00
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