ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ(Head -Smashed -in Buffalo Jump)はユネスコの世界文化遺産に登録されている史跡です。カナダ先住民の歴史を見ることができます。
※場所はここになります。 ※周りの風景はこちら
【ヘッド・スマッシュト・イン・バッファロー・ジャンプ】-Head -Smashed -in Buffalo Jump-
※バーチャル・ツアーはこちらで
ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプは、ポーキュパイン・ヒル(Porcupine Hills)というところにあります。丘といっても見た感じでは崖といった方がいいでしょう。崖の幅は300mに渡り、高さは約18m。崖の下には、バッファローの骨が、多いところでは約11m以上も堆積しているとのことです。なぜなら、この付近に住んでいた先住民であるブラック・フット族が、崖の上にバッファローを追い詰めて、崖から突き落としてバッファローを仕留める狩猟を行っていたからです。崖の西側には草原地帯があり、ここにいるバッファローを崖へと導き(ドライブ・レーン)崖から落としたのです。この石を置いたドライブ・レーンの跡が今も残っています。このヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプは、紀元前3500年以上前から行われていたと考えられているとのことです。とにかくすごい史跡遺産です。(ウィキペディア参照)
《平原の全体図-黒い部分が崖、左上が草原、ドライブ・レーン-》
これが「Interpretive Centre」の入り口です。展示場です。 | |
バッファローの走っている姿を描いたロゴですね。 ※別名バイソンとも言いますね。 |
|
ここが「Head -Smashed-in-Kill Site」、つまり左側からバッファローを追い立ててきて、この崖下に突き落とすところです。逃げ道のないバッファローはこの崖から落ち、まさにHead Smashedして即死か、怪我をして動けなくなったでしょうね。そうなればやすやすと猟ができたはずです。何せ、体重が1トン近くもあるのですからね…。 ケビン・コスナー主演の『ダンス・ウィズ・ウルブス(Dances with Wolves)』を思い出します。 |
|
崖の上から見るとどこまでも続く大平原が広がります。 | |
プレーリー(Prairie)、大平原です。 それにしても、このような史跡は個人的には非常に興味があります。村人総出でバッファローを追い立て崖下に追い落とす光景が浮かびます。19世紀まで続けていたとのことです。 |