遠い砂漠で 夢を見ていたよね
きっと幸せが やってくると
現実は厳しかったね ひしひしと
2001-2003
朝起きて
テーブルの上に
さらっと↓こんなものが 置きっぱなしに
娘が執筆中の裏返したレポート用紙の上にうつ伏せのパンダ
なんですかね これは
なにゆえ パンダがうつ伏せに
で
しかも手が↓もげている…
な なにがあったの
朝からなにかしら 寂しさと狂気をさそう情景
何か暗号かなんか ですかね…
そういえば まだ娘が小学生だったころのこと
自宅の部屋の畳を歩いていたら
足にちくっと 何かが ちくっと
見たらば 畳のヘリのところに
クリップを伸ばした物が差し込んであった
再現画像↓
……小学生の娘の仕業であった
なんじゃこりゃあーー
ちょっと暇だったから 寝っ転がってクリップ変形させて遊んでいたかんじ？
そんで そのまま放置
なにしやがるっ！！何かの罠かっっ！！
本気で危ないからっ
罠にかかったのが私で良かったよ、ほんと
遊びに来たお友達なんかが うっかりかかって
大ごとになったら大変だったよ
こんな感じで自分以外のものと暮らすと
ある日突然
部屋に思いもよらない物が出現していて
危険だったり おもしろかったり
ぎょっとしたりします
「あの時」
月をみていたよね あの夜で
サラサラと月の光が降ってきて
本当に素敵だったよね
過ぎてしまったことだから いい思い出になるんだよきっと
もう戻らない時だから 懐かしく思うんだよきっと
過去も今も未来も すべてあの時美しかったよね
あの夜が本当に
もう一度みてみたいと思うよ
もう戻れない
あの場所は どこだったか
あの時は いつだったか
星も輝いていた
優しい風も吹いていた
そして私は幸せだったような気がする
2001-2003
