2020年4月以降に販売されるクルマに対し義務化されたオートライト
だが、安全性のためには良いのは解るが、あまりにも敏感すぎて、高架の
下や木陰でも反応してライトが点いたり消えたりで煩わしさを感じていた。
かなり慣れてきたのだが、ここにきて問題があることに気づいた。
寒くなってきたのでエンジンスターターを付けようと思ったが、夜にエン
ジンスターターで始動すると、勝手にライトが点きっぱなしになってしま
うのではないかというものだ。
新車時に装着するメーカー指定のものなら、対応しているようだが、今回
付けようとしているのは、クルマ屋さんにある中古品である。
エブリイ用のハーネスを別途用意する必要があるのだが、オートライトに
対応しているものがあるのかどうか・・・
いっそのこと、オートライトが作動しないようにしておけば問題なく装着
できるだろうという結論に達した。ただ、動作しないままの状態もよろし
くはないので、簡単にもとに戻せるようにしなければいけない。
まずはセンサーを外してみた。
ここから出ている信号を操作すれば良いと考えていたのだが、フォト
センサーくらいの単純なものを想像していたが、そんな簡単なものでは
なかった。
このセンサーのキャップはスモークレンズのようになっているので、
このセンサーのキャップをもっと透過性の高いものにすれば、点灯する
感度を抑えられるみたいだ。
しかし今回は動作を止めなければならない。
最も簡単な方法としては、このセンサーに常に光を当てて昼間の状態を
つくりセンサーを騙すことだ。
ちょうどガーデニングなどで使うセンサーライトの壊れた基板をとって
おいたので、そのLEDを使うことにした。
こういうジャンク品は何かに使うかもと思って取っておいても、ほとん
ど使うことなく、いずれはゴミになることがほとんどだったが、今回は
珍しく再利用することができた。
壊れているのは制御のICだったので、必要にない部品はすべて外して
LEDだけを残した。そして12Vで点灯させるための電流制御用として
18mAのチップ型定電流ダイオードを追加した。
この基板を、ホームセンターで見つけた家具の足につけるキャップに
装着してセンサーの上に被せるようにした。
キャップだけだと隙間から光が漏れてくる。夜は気になることに
なりそうなので、隙間を埋める目的と簡易な固定のために滑り止め
クッションに接着剤で固定して、インパネ上はクッションの緩い
粘着力だけで固定することにした。
2mmくらいのクッションで柔軟性もあるので隙間をうまく埋めて
くれるかと思ったが、インパネ上のザラザラな表面を完全に覆うこ
とはできす、若干ではあるが夜だと光が漏れてくる。
でも、運転中に気なるほどではない。というか気にしなければ気が
付かない程度である。
電源は、ヒューズボックスから分岐して取ったが、既にETC用に
ACCと連動しているところから分岐した線があったので、そこから
取ってみたが、エンジンをかけた時に、数秒間だけライトが点灯し
てしまう状態となった。
スターターを回した時の電圧降下でLEDが一瞬消えるからかと思っ
たが、2V以上あればLEDは点灯するので消えるはずはない。
検電ランプで確認すると、メインスイッチをACCからONにした時
に一瞬ランプが消えるタイミングがあるので、この時にセンサーが
反応してしまうのだろう。
多分、ACCからONに切り替わるときに一瞬だけ接点から外れるから
だろう。
このままでもライトは数秒で消えるので大きな問題はないが、もう
少し完璧なものにしたいと思い、IGのヒューズから分岐するように
新たに配線をした。
配線をしたと言っても、市販のヒューズに配線が付いているものを
使用しただけなので、面倒な作業をした訳ではない。
このセンサー騙しを使用しているときは、ヘッドライトとスモール
ライトに点灯は完全な手動になってしまう。
オートライトが必要なときは、滑り止めクッションを剥がすだけで
簡単に元にもどすこともできる。
これで、リモコンエンジンスターターでも安心して始動ができるよ
うになった。
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