今回のお出掛けのメインは、田中一村展。
孤高の画家として知られる、一村。
いつ頃だったか、箱根の岡田美術館で、ある作品を観て以来のファン。
あまりにも好きすぎて、Amazonで図録を、メルカリで伝記を購入し、何度も観て読んでしまうほど。
いつか、奄美大島にある一村美術館へ行きたいと願っていたわけですが、
秋に多くの作品が東京までやって来てくれるというので、春から半年近く楽しみにしていたわけです。
幼少期からの作品、結核を患った青年期の作品、全国を行脚した時期の作品。
そして、奄美に辿り着いてから晩年までの作品。
もっと、器用に生きたらよかったのにと思う反面、
そうしたらば、奄美での作品はなかったかもと。
たっぷり2時間半かかって、3フロアに展示された作品を堪能してきました。
最晩年の作品を目にしたときは、もう感涙。
奄美の光が、一村の筆を動かした、そんな思いを感じてきました。
なんかね、奄美の景色をこの目で見たいと思ったしだい。笑
@ふると
でも、いつか奄美の風景と共に絵画を堪能できると素晴らしいですね。
TVで観たことがあるのですが、確か染色のお仕事をされながら苦労して芸術を極めていった方だったとか。
苦難を昇華する喜びが、凄みのある画になっていったのでしょうか。
印象的な作品ですから、記憶に残りますよね。
幼いころから才能を見出されて、芸大に入学するときには既に、多くのファンがいたんだそうです。
結核のため、中退しちゃうのですが、病だけでなく、不遇が続き。
そんな色んな事が頑なにさせていったのか、お金のためには絵を描かないという、信念を貫いた人生。
不器用だな~とも思いますが、そんな生き方をえらぶのが、奄美だったんですよね。
そう思うと、やはり奄美を実際に感じたくなりました。