今回から、1か月に数回「歴史模擬授業」という記事を更新していきたいと思います。
実際の授業形式を文字であらわしていこうというものです。
劇の台本みたいな感じになると思います。定期的に内要がまとまったら、「しゃかしゃか★ぶりっじ」にて改定してアップする予定です。
読むときに、
→先生、
→生徒その1(ひなちゃん)、 →生徒その2(はむちゃん)、→生徒その3(ねこちゃん)
だとだと思って読んでください。(みんな、びっくりするぐらいいい子ですが、そこはご勘弁を・・)
また、設定は、私立中学入試をひかえた小5の授業(塾)だと思ってください。
それでは始めます。
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キンコーンカンコーン
(先生)「みなさん始めまして。本日から歴史の勉強をしましょう!」
(生徒)「はじめまして。よろしくおねがいいたします!」
「みんなは今日が初めて歴史を習うんだよね。そこで、まず質問!」
「?」
「歴史ってどういうイメージをもっているかな?」
「ややこやしそう。お姉ちゃんが、漢字を覚えるのが面倒って言ってたよ。」
「マニアックそう?オタクのための教科?」
「イメージ?初めてだからよくわかんない!」
「みんな、すなおな意見ありがとうね。みんなの意見をきくかぎり、あんまりいいイメージがないのを、感じたよ。確かに、漢字はいっぱい出てくるし、深く勉強しようと思えばどこまででも追及できるから、マニアがいるのは確かなの。でも、ここで習う歴史というのは、みんなが生きていくための知恵を教えてくれるものだと思って。」
「え~、そうなの?もう終わったことを記したのが歴史なんだから、そこから知恵なんて学べるの?」
「ひなちゃんは、今までに失敗した経験ってある?」
「うん、あるよ。この前、おねえちゃんが大切にしていたガラスの置物を落としてわっちゃったの。すごく怒られたし、悪いことしたな・・と思うよ。親友からもらったものだったみたいでおねえちゃん泣いてた・・。」
「そのあと、もう二度としないようにしてる?」
「うん!もちろん!だってもう二度とおこしたくないもの。」
「みんな、ひなちゃんが二度とそういうことを起こさないようにするにはどうすればいいと思う?」
「割れやすいのは下に置いておけばいいんじゃない?」
「・・・。昨日、下に置いておいたおもちゃを踏んで壊しちゃった・・。」
「あ・・」
「いつもは、入らないような場所に箱に入れて保管しておけばいいんじゃない?倉庫とか、クローゼットの中とか。万が一、踏みそうになっても、箱があれば守ってくれるし。」
「たしかに!ねこさんありがとう!私それをやってみるよ!クローゼットの中に入れてもらうようにする。」
「ふふふ。これが歴史を学ぶ意義なのよ。」
「?」
「きみたちが習う歴史というのは、失敗した歴史もいっぱいなの。そして、その失敗を起こさないように、当時の人々はいろんな対策をたてるわけ。そのときに、その対策が失敗するときもあれば成功することもある。」
「ああ、その歴史での失敗や成功をこれから学んで、自分たちがこれからどうしていけばいいか考えればいいんだ。」
「一個一個失敗してから対策~対策~やってたら時間がかかるもんね。今のうちに、過去の失敗例は勉強しておけ!ということなんだ。」
「そうそう!ひよちゃんが失敗して対策をたてて失敗し、そして新たな対策~ということをしように、未来をつくるのに失敗例を見ていくことが必要なの。」
「歴史を勉強することは、未来をつくっていく力をつくるってことなんだね。」
「そうそう!」
「そう考えると、楽しそう。でも難しそう・・。」
「わからなかったら、気楽に質問してね。どんなささいなことでもオッケーよ。」
「はーい!」
「では、歴史の基礎を来週から教えるので、地図帳・教科書・資料集・ノートを必ず持ってきてね~。ではまた来週!」
ーーーーー起立!礼!
(次回は、年代の表し方から。)