熱海と言えば梅林や早咲きの桜の風景を思い出す人は多いと思いますが、紅葉については、知る人ぞ知ると言われている名所が「熱海梅園」です。400本近いモミジの赤い色彩に梅園全体が覆われていて、色の種類が少々少ないことに不満をお持ちの向きも、そんな不満もすっかり忘れさせてくれるほどの実に鮮やかな熱海の文字通りの「紅葉」です。しかも、見頃も12月に入ってからと言うことで他所と時期をずらして紅葉が楽しめます。熱海の桜は日本一の早咲きとして知られていますが、紅葉は逆に日本でも大変遅い時期に楽しめるし、その上、紅葉とともに早咲きの「梅」も楽しむことが出来ます。
梅園内には六っつの橋があって梅園散策に趣を加えてくれます。
色の鮮やかさにつられてかなりの枚数を撮りましたが、「橋のある紅葉風景」でまとめてみました。
熱海は勿論日本屈指の温泉地ですが、ただ温泉に浸かるだけではなく「併せて身体を動かすことが本当の健康づくりになるのである」と言う趣旨から、およそ130年ほど前に造られたのがこの「熱海梅園」だそうで、その為か散策路も結構登ったり下ったりですが、紅葉に見とれているうちに一周し終わっていました。