新旧の鉄道&風景の撮影紀行

鉄道のある風景、京都をはじめ自然のある風景をカメラに納めてます!

旧北海道の鉄道撮影紀行 (7) 石北本線(常紋信号所-1)

2011年09月24日 | 石北本線

夜行列車急行大雪6号で早朝に生田原駅で下車し駅待合室で休憩した後に、6:26発の523レ普通列車に乗り込む!

     

                  生田原駅で発車を待つ下り普通列車                           常紋信号所を出発してトンネルに入る下り普通列車

 

D51牽引の列車は急勾配を喘ぎながら登りトンネルに入ると間もなく常紋信号所に到着する。ホームは短く木製であり如何にも臨時駅と言った

風情であるが、この信号所は臨時駅的な扱いで客扱いをしてくれるので写真撮影にとっては有り難い。(残念ながら1975年に客扱い廃止)

下り列車は、生田原側から登ってきた後にトンネルを超えて常紋信号所がサミットであとは金華側に下り込む。一方上り列車は金華側から登ってきて

常紋(信)がサッミットトンネルに入り生田原側に下り込むと言う線路勾配であり、貨物列車は生田原ー金華間に9600の補機がついて牽引力を増している。

また、貨物に客車を連結した混合列車も運転されていた。(冒頭の写真は混合列車で後部に客車がついている)

先ずは、信号所のホーム上から上り列車を撮影すると、S字にカーブした急勾配を登ってくる貨物列車がやっときた。この列車は前補機として9600が

連結されており本務機はD51であり、いわゆる9600+D51の重連貨物列車である。

9600の動輪直径が1m24cm ;D51の動輪直径が1m40cmと異なるため排気のブラスト音の間隔も異なるので、ブラスト音のリズムが

ずれたり重なったりして聞こえるので録音派としては楽しい限りである。

 

       

   Sカーブの線路を上る上り貨物列車     9600+D51重連がやって来た、ブラスト音のリズムが楽しい!

 

次にやって来た貨物は前にD51後ろに後補機の9600が押しているが、なにしろ速度が遅いのと無風のため煙突から排出される煙は真っすぐに天高く上がり

写真的に素晴らしい情景である。

 天空まで上がるD51に煙り、後ろの9600は真っ白な煙(完全燃焼)

 

なお、この信号所で列車交換する場合は、勾配や線路長の関係から列車は一旦スイッチバックして駅構内に停車して行き違いをするので、8ミリ撮影派にとっては

楽しい撮影になるが、今のビデオと違って8ミリフイルムは3分で終わってしまうので最初からフイルムを回しっぱなしにすると肝心の場面はフイルム終わってしまうので

気をつけて撮影したものだ。(失敗はよくありましたが)

信号機は、今と違って腕木式信号機を使用していたので出発時は腕木が「ガターン」下がった後に、SLが汽笛を鳴らしてドレインを切って出発する。

この様子は、山間の駅において腕木信号機の音、汽笛の音、ドレインの音、ブラスト音がこだまするのを聞いていると鉄ちゃんとしての醍醐味を味わうことが出来た。

   

信号所での列車交換風景  (9600+D51重連下り貨物が待機)                    列車交換風景(上り貨物が金華方面へ下り込む)

 

以下、次に続く!

 



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