昨日の撮影は、104レを倶知安峠越え、103レを倶知安のバルブ撮影で終えて再びニセコユースホステルへ宿泊した。
このYHの宿泊客は二つにタイプに別れる。
一つのタイプはスキー客ーーーこのYHの上にスキーのゲレンデがありニセコはパウダースノーで雪質は抜群に良い!
もう一つのタイプは、鉄ちゃんで函館本線の倶知安駅に近くニセコ103レを撮影後に便利である。
YHで同じ部屋に泊まったり、お風呂で一緒になったりすると、どちらの趣味かを聞いてから話題を選ぶ訳で、鉄ちやんであれば
SLの情報や撮影地などの情報交換を行い盛り上がるわけで,明日の撮影地はどこのしょうかとかを考える!
翌朝、YHの玄関を出るとその前に表れる展望は蝦夷富士である羊蹄山が雪景色の中で素晴らしい山容を見せてくれる。
朝の倶知安駅を出発する上り各停 D51重連 雪深い銀山駅を発車する上りD51各停
今朝は、倶知安駅から下り各停に乗って銀山駅に向かう。銀山駅は雪の綿帽子をかぶったような風景であり線路の雪はラッセルする
関係から客車の窓の高さまである。銀山から然別方面へ約40分ほど行くと216キロポスト付近?のSカーブに到着する。
少し雪の丘に登るが急坂のため膝を折り曲げて雪に潜り込まれないようにして登ると、背景の山々が墨絵のような風情がありその中を
線路がSのカーブで曲がっており抜群のロケーションである。
三脚を立ててカメラ(6×6版、35mm版)、8ミリシングルエイト、録音機をセットしてニセコ1号104レを待つていると、
背後の墨絵調の山容は時折吹雪きになって見え隠れする。
雪空の彼方からジエット機の音に似た音が聞こえてくると思わず空を見上げるーーーやがてその轟音は段々と近ずいてきて大きな
音として接近してくるとSカーブから頭を出すと一気に接近してくる。ーーー録音機をスタートさせ、8ミリのボタンを押し、
カメラのレジーズに力を入れてシャッターを切るーーー目の前を大きな2台のC62が主連棒を力強く押しながら通過する、そしてクランク
音、客車のジョイント音がするーーーやがて視野から消えるが豪快なドラフト音は残響し、石炭の匂いがいつまでも漂っているーーー
ーーー汽笛が聞こえたので銀山駅を通過した頃だろう ーーーすべてのドラマは終了するーーー主題のドラマは1日1本の急行ニセコ1号だけだから!
墨絵調の山々からC62が姿を表す C62重連が噴煙をあげてやってきた
以下、次に続く!
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