100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

認知症の行動には理由がある

2014-12-09 16:39:35 | お袋の認知症日記

お疲れさま♪

倉敷の実家から京都に帰ってきました。
やはり、実家より自宅が落ち着きます。

今回は特に(笑)

 

今回、帰郷して感じたのは
お袋の状態に少し変化があるような気がします。

先日から アルツハイマー型認知症治療剤の
レミニールOD錠を強い12mgにしたところ、

彼女の認知症の状態が、
少し前の段階に戻ったような気がします。

 

 

 

これまでは、何となく無気力な感じだったのが、
お金に執着する、前段階に戻っているのです。

お金に執着している頃には、
随分、悩まされたので、彼女の一挙手一投足が
ハッキリと頭に残っています。 

同じ轍を踏まないと言いたいのですが、
お金のことを細かく疑われると嬉しいものではありません。 

とは言え、新たな発見もありました。

 

彼女にこんな質問した時に・・・

今、来ているヘルパーさんの中で苦手な人はいる?

「いる、ちょっと体格がいい人が苦手じゃ」

その人のどんなところが苦手?

「わからん、何となくすかん」

 

とお袋はこんなことを愚痴りました。

 

後でヘルパーさんの上司に
お袋の苦手なヘルパーさんの特徴を聴いてみると
声が大きく、早口でまくし立てるように話す女性らしい。

認知症の人は大きな声でまくし立てられると
威嚇し怒られているように感じ、
萎縮してしまうらしい。 

 

もう一つありました。

薬を服用する際、
ヘルパーさん自身の手のひらに直接薬を出し、
それを少しずつもらって飲んでいるらしいのです。

彼女はそれが大嫌いだという。

何故か聴いてみると、

「私は一人でも、喉に引っ掛からないように
少しずつ飲めるのに絶対に薬を渡してくれない」

 

私はてっきり、
自分でできるのにさせてもらえないから
嫌なんだと思っていましたが、
念の為、もう少し掘り下げて聴いてみたところ、

ヘルパーさんの中に男性がいて、
同じように薬を手のひらに出し、それを摘んで
少しずつ飲ませてくれるのはいいが、
その男性に不潔感を感じるそうだ。 

私は何故、その男性に不潔感を感じるのかを
もっと突っ込んで聴いてみると、

お袋が会社員だった頃、
部所のある男性が、トイレに行っても
手を洗わない人だったらしく、
その人が持ったものを触りたくないくらい
嫌だったそうだ。

私はピンときて、彼女に聴いてみると、

「男の手は洗っても汚い!」と一言(笑)

 

彼女は男性のヘルパーさんに
手を洗わない会社の男性を重ねて観ているので
女性のヘルパーさんにも同じ嫌悪感があったのです。 

認知症の人の言葉や行動には、
ちゃんとした理由があるということ。 

例え、日常生活がままならなくなっても
尊厳を奪うような言葉や行為は
深く傷つけ、病気の進行を早めるかも
知れませんね。 

 

 

 

 


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