100日で習慣を変え、マインドセットを書き換える

迷いがなくなり、行動を加速させるマインドセットで新たな人生脚本を描く。

縮んでいく姿

2014-10-09 12:57:44 | お袋の認知症日記

私は一日一食、夕食のみの食事を試みています。
とは言え、外出時に人と会う時は通常通り食べるようにしています。
まだ、始めたばかりで身体の変化はありませんが、
夕食の量が減ったように感じます。 



実は先日、実家に帰った際、
とうとうお袋に怒りをぶつけてしまいました。

理由は何でもないことなんです。


普段、彼女が食べているものが
弁当とかスーパーで買ってくる惣菜ばかりなので

たまには私の手料理を食べてもらおうと
前日に買い物をしていたのです。 

ところが、

もって帰った仕事を終え、
これから夕食の支度に取り掛かろうと彼女の部屋に行くと、
テーブルにお湯を入れたカップヌードルが2つ置いてあるのです。

それを見て、

これから夕食を作ろうと思っていた矢先のことなので
つい、彼女に怒りをぶつけてしまったのです。

怒っている私の前で彼女は立ったまま俯いていました。
私は振り上げた拳の落としどころを探しながら
お袋がどんどん小さく縮んでいくのが観えたのです。 

たかがラーメンくらい捨ててしまえば良いことですが、
認知症ということを忘れ、彼女に怒りを吐き出していた
自分が情けなくて泣けていました。

なんと小さい人間なんだろう・・

彼女の黙ってカップヌードルを啜る音に
惨めさと自己嫌悪で胸が詰まる思いでした。 


私が京都に帰った後、
デイケアの方から電話で聴いたのですが、
いつもなら楽しそうにしているお袋が
デイケアでも元気がなく、
たまたま、渡されたデイケアの集金袋を見て
「こんなにお金がかかるのならデイケアをやめようか」と
言っていたそうです。 


デイケアに行き始めて、彼女はすっかり元気になり、
服装もヘアースタイルも気にするようになりました。

私と一緒に洋服を選んでいる姿は女性そのもので
一時だけなら、とても認知症とは思えません。

そんなお袋に元気な頃の姿を観たのかも知れません。 


次回に帰った時にはおでんを作ると言うと
「あんたが作るおでんは美味しいからのぅ」と
食べたこともないくせに
楽しみにしてくれているのが唯一の救いです。 

 

 

 

 


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返報性の原理と京のしきたり...

2014-10-06 07:34:40 | 心のマッサージ

おはようございます♪

関西は台風の影響で大雨になっているようです。
大きな災害が起きなければ良いのですが。

 

 

さて、今日は郷里の倉敷から発信しています。

前回、「返報性の原理」について
少し触れたので今日は実例をあげて面白く書いて見ました。

 

京都と比べて倉敷は田舎なので
近所付合いも深くなります。

特に実家の近所は農家の方が多く住んでいるので
野菜などは買わなくても良いくらい頂けるのです。

田舎ではモノを頂いて
すぐにお返しをすることは敬遠されますが、
長く京都に住んでいると、京都人感覚でお付き合いをしてしまいます。

 

京都人感覚というのは、

京のしきたり、しきたりの語源は(仕来たる)
昔からして来たことと言う意味で、京の長い歴史で育まれた風習で、
その中に「おため」というしきたりがあります。

自宅でご祝儀を受け取ったら、
その場で1割の現金をため紙(半紙)とともに返すことを「おため」と言います。
これには“末永いお付き合いを”という気持ちが込められています。
今ではこのようなしきたりはあまり聴きませんけどね。


このしきたりが変形したのかも知れませんが、
私が京都で暮らし始めた頃、
京都では、モノを頂くとすぐにお返しをしなければいけないと
教えてもらいました。

これは正しく、他人から何らかの施しを受けた場合、
お返しをしなければならないとう心理
「返報性の原理」に
則ったしきたりかも知れませんね(笑)


「返報性の原理」は使い方を誤ると、
とんでもない誤解を招くもとになるかも知れませんので
日常の中には、こんな心理も作用しているんだなぁと
遊びココロで感じてみて下さいね。 

 

 

 


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第一印象が作られるのは5分もかからない...

2014-10-02 09:43:16 | セルフイメージ

 おはようございます♪

後、一ヶ月もすれば忘年会シーズンに入りますね。
一年が駆け足て過ぎ、出逢う人も毎年増えています。

 

 

そんな中、初対面の人と会う機会が多いので
身だしなみチェックを入念にするようになりましたが、
私の場合、ヌケが多いので入念にしてちょうど良いかも知れません。


多くの人が初対面で相手を観る時は
上から下までジロジロ観るわけではありませんが、
五感を無意識に使っています。

表情、ヘアースタイル、服装、アクセサリー、靴、
コロンの香り、体臭、清潔感、雰囲気、声、訛り、癖などなど 


第一印象は、一度悪いイメージで自分の中に入ると、
次に会った時にいくら相手がイメチェンしても、
最初のイメージを変えるのは難しく、

それどころか会う度にその人の悪いところを探し、
全てを悪いイメージで捉えてしまうものです。

 

不思議に、 

相手から嫌われると何となく分かりますよね。

すると、「嫌われているかも」というトーンが相手に伝わるので
相手はさらに嫌い度に拍車をかけます。

 

こんなことを思い出しました。

私がまだ駆け出しの建築士だった頃、
お客様が新築に設置する流し台を選ぶので
自身がお気に入りのメーカーのショールームに
行きたいということでお連れしたのですが、

担当に付いた案内の女性は、
女子アナのように声も容姿も美しい方でした。

しかし、

その女性の口臭がそばに寄れないくらいニンニク臭いのです。 

1mくらい離れていても臭ってくるくらいですから
お客様も気付きますよね。

結局、お客様も私も何を説明されたか分からない状態で
ショールームを後にしました。

それが原因かどうか分かりませんが、
後にそのお客様は、キッチン設備のメーカーを変更しました。

たったそれだけのことだと思うかも知れませんが、
購入するのは「モノ」でも、対応するのは「人」です。
第一印象がどれだけ影響を及ぼすか、はなり知れないですね。

ここまでくるとプロ意識のなさが問題ですけどね(笑)

 

ただ、

一度、第一印象を悪くしてしまったら回復するのは難しいかと言うと
必ずしもそうではなくて、返報性の原理を応用するという
方法があります。

  ※返報性 (へんぽうせい)とは、人の持つ心理のひとつで
   人は他人から何らかの施しを受けた場合に、
   何かお返しをしなければならないという感情を抱きます。
   こうした心理を
返報性の原理」といいます。

 

そして、人は承認欲求といって
他者から認められたいという欲求もあるので
高く評価されたり好感を持たれるとそれに応えようとします。

承認欲求のない人もまれにいますけどね(笑)


これらの感情は、あなたの過去の出来事の中にも
思い当たることがあるのではないでしょうか。 

少しくらい第一印象を悪くしたとしても
こちらが相手に対して好感を持ち続けると、
いつの間にか相手の気持ちが変化しているかも
知れませんよ。

 

最初の段階で大切なラベリングのことを別ページに書いています。

 


 

 


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