私は一日一食、夕食のみの食事を試みています。
とは言え、外出時に人と会う時は通常通り食べるようにしています。
まだ、始めたばかりで身体の変化はありませんが、
夕食の量が減ったように感じます。
実は先日、実家に帰った際、
とうとうお袋に怒りをぶつけてしまいました。
理由は何でもないことなんです。
普段、彼女が食べているものが
弁当とかスーパーで買ってくる惣菜ばかりなので
たまには私の手料理を食べてもらおうと
前日に買い物をしていたのです。
ところが、
もって帰った仕事を終え、
これから夕食の支度に取り掛かろうと彼女の部屋に行くと、
テーブルにお湯を入れたカップヌードルが2つ置いてあるのです。
それを見て、
これから夕食を作ろうと思っていた矢先のことなので
つい、彼女に怒りをぶつけてしまったのです。
怒っている私の前で彼女は立ったまま俯いていました。
私は振り上げた拳の落としどころを探しながら
お袋がどんどん小さく縮んでいくのが観えたのです。
たかがラーメンくらい捨ててしまえば良いことですが、
認知症ということを忘れ、彼女に怒りを吐き出していた
自分が情けなくて泣けていました。
なんと小さい人間なんだろう・・
彼女の黙ってカップヌードルを啜る音に
惨めさと自己嫌悪で胸が詰まる思いでした。
私が京都に帰った後、
デイケアの方から電話で聴いたのですが、
いつもなら楽しそうにしているお袋が
デイケアでも元気がなく、たまたま、渡されたデイケアの集金袋を見て
「こんなにお金がかかるのならデイケアをやめようか」と
言っていたそうです。
デイケアに行き始めて、彼女はすっかり元気になり、
服装もヘアースタイルも気にするようになりました。
私と一緒に洋服を選んでいる姿は女性そのもので
一時だけなら、とても認知症とは思えません。
そんなお袋に元気な頃の姿を観たのかも知れません。
次回に帰った時にはおでんを作ると言うと
「あんたが作るおでんは美味しいからのぅ」と
食べたこともないくせに楽しみにしてくれているのが唯一の救いです。
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