トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

チャタヌーガ・チューチュー

2010-01-29 23:34:00 | 鉄道
JR東海は1月25日、米国のU.S.-Japan High-Speed Rail(USJHSR)、U.S.-Japan MAGLEVと提携し、最新型高速鉄道システム「N700-I Bullet」と超電導リニアシステム「SCMAGLEV(スーパーコンダクション・マグネチック・レヴィテーション・トランスメ[ト・システム)」の展開を図るため、米国をはじめとする諸外国市場で高速鉄道路線プロジェクトに参入すると発表した。
近く米国連邦鉄道局が2010年に高速鉄道に投資される予定の80億ドルの景気対策資金をどの路線に割り当てるかが発表される予定で、JR東海では米国にN700-Iのトータルシステムの導入候補地が複数あると見ている。
また、複数の路線でSCMAGLEV技術に相応しいプロジェクトもあると見ており、米国では、ボルチモアからワシントンD.C.間、チャタヌーガからアトランタ間、ペンシルバニアなどが可能性があるとしている。


ん?チャタヌーガ?とこのニュースに思わず反応。
自分にとってチャタヌーガといえば、初めてデカイホイールを履いたクライスラー300に遭遇して、おったまげた所ですので(笑)

いやいや、本題。チャタヌーガは、我々日本人にとっては馴染みの薄い小さな都市ですが、以前も書きましたとおり、渋滞が起こらないように整然と区画された街には緑が溢れ、街には無料の電気バスが走りまわっています。また水の大切さを忘れないよう、世界最大の淡水魚の水族館を建設する等、環境問題に非常に熱心に取り組んでいる都市です。
また、都市間の移動は航空機よりも、鉄道での移動を推進しており元々高速鉄道の導入を熱望している所でもありました。
その高速鉄道計画は元米国政府高官で、今はチャタヌーガの発展の為に働かれているJ氏(←本来mixi向けのネタなので無理がありますな(笑))が、米政府に対し強力に働きかけていましたので、その計画がようやく実現しそうな所まで来ている、と言った感じでしょう。

J氏は、80年代の日米貿易摩擦時の政府高官で、日本側に対して輸出自主規制や円高誘導(プラザ合意)策を引き出すなど、米側有利に交渉を決着させました。
その手腕を買われ一時は政界進出の誘いを受けたようですが、「国の仕事はここまで。あとは故郷の発展に尽くす」と、これから、と言う年齢であっさりと国の仕事を辞し、故郷に戻ったとのことです。
国の中枢にいながら、なかなかできる決断ではありませんが、今のお仕事を拝見していると、まちつく!やA列車で行こう、みたいでなんだか楽しそうです(笑)
戻しまして、日米貿易摩擦時には、日本側にとってはタフネゴシエーターとして立ちはだかったJ氏ですが、プライベートでは新婚旅行は日本に行った程の親日家。
その時に乗った新幹線に深く感銘を受け、それ以来いつか故郷に高速鉄道をと言う構想があったそうです。
もっとも、今回の記事を見るとチャタヌーガは新幹線を飛び超えて、リニアですけどね(笑)
しかし、何が商売につながるかわかりませんね。
これから日本に来る外国人観光客の宿泊ホテルには日本製液晶TVに。そしてタクシーは最新のハイブリット車(ちらほらとは見かけますが)にすれば良いかと。
もちろん、メーカーは宣伝を兼ねて安く提供するなどの連携は必要ですが。
すでに外国人観光客が日本のホテルで体験したウォシュレットは海外でも評判のようですし(笑)
私自身も、最新の現代車に乗ったのは(そして、もはやここまで来たかと感じたのは)ソウルで乗ったタクシーです。日本はタクシーの更新早く!


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