生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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自己責任論への違和感

2015-02-21 | 雑記

最近、よくも悪くも「自己責任」という言葉が飛び交っている。

でも、この国で自己責任論が跋扈することに、
大きな違和感を感じざるを得ないがく~(落胆した顔)

何かにつけ、過干渉・過束縛な文化だからだ。

たとえば、結婚や恋愛について考えてみると、
(無言の)過束縛・過干渉が蔓延っている。

「何歳までに経験がなければおかしい」とか
「何歳までに結婚するべき」なんていうのがいい例だ。
年齢・年収・国籍・学歴・容姿などのスペックを凝視して、
「釣り合う人」を探すのなんかもそうだろう。

恋愛なんて、したいときにしたい人とすればいいぴかぴか(新しい)
何もかもが自由であるべきだと思うクローバー

以前ツイートしたけれど、同性婚も一夫多妻も一妻多夫も認め、
離婚しようが戸籍に履歴が残らないようにする。
そして、結婚や男女交際の年齢制限も撤廃する。

さらに、インドのように犬やカエルなど他の動物ひよことの結婚も認め、
フランスのように死人と結婚することもOKとすべきだ。

もちろん、本人たちさえよければ
10歳と90歳が結婚するのもno problem。

それくらい自由な社会になって、
始めて「自己責任」が意味を持ってくるのだと思う。


また、「仕事をどのくらい頑張るか」の自由もこの国では殆どない。
正社員になった以上は、会社のことを第一に考え、
ときには健康や家庭よりも仕事を優先しなければならない。

表向きには「ワークライフバランスを大切にします」という企業が
増えてきてはいるけれど、
言葉通り、新人が真面目にプライベートを優先したりすれば
「社会人を舐めるな」と言われるのがオチだ。

本当に自己責任を求めるのであれは、
「テキトーに遊び半分に働く」~「死ぬ気で猛烈に働く」まで
人それぞれの多様な働き方を認めるべきだと思う。

もちろん、テキトーな人には給料100ドル袋
モーレツ社員には給料一億ドル袋ドル袋ドル袋、とかにすればいいのだ。

そうすれば、「あの人ばっかり楽をして」といがみ合うことなく、
「あの人はお金がそんなに欲しくないからまったりしてるんだな。
そういう人なんだな~」で済むようになり、
他人を過束縛する必要がなくなる。


過束縛・過干渉な文化を卒業しなければ,
「自己責任」なんてありえないと思う。

便槽の中を歩かせておいて、
「ウンチを踏んだのは自己責任だ」はあんまりだ。


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