昨年の12月初めに切り取り乾燥させていた竹の油抜きを行う為、早起きして出かけた。
竹の油抜きとは苛性ソーダ-と固形石鹸を溶かした熱湯で竹を煮て、表面に滲みだした油を拭き取る作業の事です。
先ずはステンレスで作った特注の細長い窯に水を張り、お湯を沸かす事から始まる。
それと並行して納屋に立て掛け乾燥させていた竹を取り出し、釜の近くに積み上げる。
全部で150本ほどになる。
私は釜に枯れた竹を差し込んで燃やす作業と、茹で上がった竹を取り出す作業の補助を担当。
竹を入れると盛大に燃やし、茹で上がると火を弱める作業の繰り返しで、汗を拭いながらの重労働だった。
一度に15本前後入るが、竹が浮き上がらない様にコンクリートブロックで押さえる。
竹を入れると湯温が下がるが、やがて再びグラグラと沸騰する。
15分~20分ほど煮沸して1本ずつ取り出す。
取り出した熱々の竹は表面に油が滲みだして白くなっているが、それを籾殻で擦って拭い去る。
冷めると油が落ちにくいので手早くする事が大切。
竹には太い・細い、節の間隔が短い・長い 等色々ある為、ベテランの人が組み合わせを考えながら並べて行く。
一人当たり5本ずつ並べ、番号札抽選方式で不公平にならない様工夫されている。
年に一度の恒例作業だが、これなくして竹細工は出来ない。
火を消し窯を洗い、後始末をシッカリして作業は終わった。
持ち帰った竹を太陽に曝し、もう一度乾燥すると油抜き作業は完了する。
今年はどの様な作品が出来るか楽しみでもあるが・・・苦労の連続かもしれない!?
今年は何を作る予定ですか?
今年は何を作る予定ですか?
道具は特殊だし、珍しくて興味深い作業です。
新しい作品に取りかかっていますが、レベルが高く難しいので出来上がるか分かりません⁉️
時間もかかります。
もし、出来上がれば投稿しますが、時期はまったぬ見えません。
枯れた竹は直ぐに燃え尽きるので、常に釜の中に押し込んだり新しい竹を投入する必要があります。
燃え盛る炎🔥が熱くて髪の毛が焼け焦げ、遠赤外線で顔も食べ頃に焼き上がりました。
(笑)