沙羅曼蛇って知ってますか?
うん、知ってる知ってる。
確かに知名度的には一つ落ちるんだよね。同じコナミの代表的シューティングゲーム、グラディウスに比べると・・・・・・。
しかし本当の事を言うと、こいつが真のグラディウスの続編なのだ。タイトルを変えた為に不遇の扱いっぽくなってるが、前作「グラディウス」を明らかに改良しようとした続編がこの沙羅曼蛇である。
- グラディウス・・・・・・・・・・・・1985年
- 沙羅曼蛇・・・・・・・・・・・・・・1986年
- グラディウスII -GOFERの野望-・・・・1988年
単純に言うと、沙羅曼蛇はグラディウスの二人同時プレイを目指して開発されたゲームである。
通常、シューティングゲームにはマリオブラザーズのような「協力プレイ」と言うものがなく、片方が死亡すればセカンドプレイヤーのゲームがスタートする、と言った「交代制」が主流である。
沙羅曼蛇はそこに意を唱えたようなデザインになっていて、そしてそのため、基本的にはグラディウスに比べると一人プレイの難易度が高いデザインになってるのだ(二人用向けの敵の分量を一人で処理せねばならない、と言えば意味が分かるだろう)。
また、沙羅曼蛇が確か、はじめて「肉的な」敵がはじめて現れたグラディウスのシリーズじゃなかったかしらん。後のグラディウスの続編、IIとかIIIとか、で現れるウネウネした生物的なキショイ敵のオリジナルが登場するのがこの沙羅曼蛇だったと思う。
グラディウスは横スクロールゲームの金字塔だが、この沙羅曼蛇はステージによっては縦スクロールのゲームになってたりしてなかなか忙しい。
だからこそシューティング・マニアに受けたワケだが、同時に難易度が高い、シューティング・マニアにとっては参入障壁が高くなったゲームである。
だからこそ知名度がグラディウスシリーズの割には高くなくなった、ある意味不遇のゲームとなってしまったわけだ。