ワルナスビその名気の毒然れども棘あり実成らず名にし負ふかな
「ワルナスビ」は「悪茄子」
たしかに、茄子の花に似ているのですが、北アメリカからの帰化植物で、
抜いても抜いても根を張り巡らし、次々と芽を出し、広がっていくそうです。
きょう、近くで見つけてしまいました。
たしかに、この植物の近くには、他の植物は見られず、
放っておいたら、勢力を広げそうな感じがしました。
かわいそうだけど、ぴったりの名前だと思いました。
キリンソウに似ていますね!
実は、丸いミニトマトみたいな形ですが、食べられる訳ではありません。
植物学者の牧野富太郎博士も根をあげたという曰く付きの植物です。
栗木京子さんや吉川宏志さんの短歌にも出てきます。
”悪茄子の花になりたしこの夏を食べて寝てひとの歌をけなして” 栗木京子「けむり水晶」
”これは江戸雪の知らない花ならむ朝の川原の悪茄子の花” 吉川宏志「短歌往来」2010年9月号
栗木さんは「わるなすび」と読ませ、吉川さんは「わるなす」と読ませています。
きょうは訳あって、デジカメを人に貸しているので、携帯で撮りました。
花はうすむらさきで、めしべ・おしべがしっかりした黄色でした。
デジカメ写真を貼ってみました。
これで、色は少しお分かりいただけそうですね。
とげも見えます。 (7月13日)
あの大震災から、1年4ヶ月。
神戸と違ってもとの場所に住めないということが、
大きな障碍になっていますね!
家の近所でもたくさん咲いている
オオキンケイギクという黄色い花が
外来種で繁殖力が強く
駆除しているそうです。
きれいな花なんですけれどね。
昨年の震災は
まだ続いている、という気がします。
植物は、駆除もできるけど、
動物となると、簡単にはいかないわけで、
困りものもいますよね、。
震災は、人災の面が大きく、この先何十年
かかるやら。
この頃、あちこちで地震がおきていますし、
大雨の被害もすごいですね。
自然を手の内に納められるという考え方は、
もう古いんでしょうね
そうです、3・11は忘れてはならないものです。
ヒロシマ、ナガサキが歌枕になってしまったのと同じように、
今またフクシマがそうなってしまいました。
きょうの国会中継では、首相は「人災」という言葉を認めませんでした。
だからこそ、大飯の再稼働が言えたんだと思いますが!
何が大事なのでしょう?
人命より大事なものって何ですか?