ウインドウに飾られたお雛様を撮らせてもらいました。
1月号の歌
西空にクジラのやうな雲が湧き小さき魚の集まりにも見ゆ
葛の花ふみしだかれず石垣の上よりほのかな香りをとどく
南天にオレンジの月張りつきて上弦の弦ぴんと張りたり
迷はずに割り込み乗車した人が目の前にゐてスマホをいぢる
いつしらに大きな家が建つてゐる子らと遊びし蓮華畑に
予想したとほりオレンジ色でくる「塔」十月号いつもの厚さで
(花山多佳子選)
懐かしい人と見た桜が咲いていました。
2月号の歌
酔芙蓉見てより吾の頭のなかにリピートしてゐる「風の盆恋歌」
刈られてもまた生えてきて咲くだらう団地の塀の琉球あさがほ
建てられる気配なきまま空地にはススキが茂りキリンソウ生ゆ
玄関の玻璃戸のむかう明るめりピラカンサスの実の色づきて
この月を見てゐるすべてのこの地球(テラ)の人らの心ひとつにならむか
ゆふぐれのバスの窓より空を見る沈まむとする光線つよし
まだ青い空を見てをりゆふぐれの雲はウサギが歩いたやうで
(小林信也選)
2月号の一首目の歌は、あるブログ記事を参考にさせていただきました。
花をたくさんアップされているブログです。
おかげさまで、載せてもらえる歌ができました。
ありがとうございます。
そして、この歌には選者のコメントがついていました。
「歌を聴いて花をイメージするのでなく、花を見てそれが登場する歌を
思う。作詞家としては快事というべきか。短歌にもありそうな話。」
いつもありがとうございます。
何となく京都らしいお雛飾りですね。
とても上品な感じです。
街はバレンタインやお雛様、春が待ちきれない様子です。
我々年寄りも暖かな春が待ち遠しく感じるようになりました。
かなり古いものだと思います。
立派なお雛様という感じですね!
きょう見た桜は、塔の事務所から南へ南へと歩いて行くとあるんです。
3年ほど前、今は亡き人と見たのでそこを通ればいつも思い出します。
今年は特に、平和で暖かい春が来てほしいなと思いますね!
塔の御歌お気に入りのもの
いつしらに大きな家が建つてゐる子らと遊びし蓮華畑に
酔芙蓉見てより吾の頭のなかにリピートしてゐる「風の盆恋歌」
ゆふぐれのバスの窓より空を見る沈まむとする光線つよし
これからも頑張ってくださいな。
3首も選んでいただき、嬉しいです。
はい! これからもがんばります!
まずは、月詠10首をまとめて投稿します。
毎月20日必着なので、15日には投函しようと
奮闘しています。