今回は、これまで使っていたチャージコントローラーをこれまでのTRY STERのTS-MPPT 60から
RENOGYのMPPT チャージコントローラー60A Rover LIシリーズに取替えた。
どちらの機種もほぼ同じ仕様だが、強いて言えばRENOGYのの方がLITIUM設定があるくらい。
これくらいの機種になるとどちらもパラメーターを任意に設定出来るので、あまり不自由さはない。
大きく違うのは値段。
TRY STARはUSA製だが、国内で購入すると11~12万円に専用のモニターが1万円以上する。
それに比べてRENOGYはスマホでモニターできるBluetoothユニットがついても38,000円くらいだから、これにしない手はない。
ちょっと余談になるが、これと60Aの走行充電器を付ければリチウムバッテリーに対する充電系は最強である。
よくキャンカーを購入する人から相談を受けるが、皆さんよく分からないので、多くは最初はこの程度でと中位のものを選択する。
実際使ってみると冷蔵庫や照明等車内の電気を使いながら充電するので、思ったように充電しない。
おまけに夏になったらエアコンを使いたい。
もっと欲が出て能力アップを図ろうとすると、配線からやり直す嵌めになる。
材料代はしれているが手間賃が大きい。
最初にわずかに多く出費すれば後悔しなくて済む。
これまでもこのブログで、大容量のチャージコントローラーはこれを勧めてきたが、
どういう訳か高価なTRY STERのTS-MPPT 60を付ける方がいる。
確かに、7~8年前はかなり優秀で、変換効率などは実測で95%以上あってかなり驚いたが、今ではそれも当たり前になった。
うちのキャンカーのソーラーは全部で710W載っている。
240+240+230=710Wといったところ。
MPPTコントローラーにしてから全部直列接続にしているので、開放電圧は3枚の合計で100V以上で最大出力動作電圧は85Vくらいになる。
RENOGYのMPPT チャージコントローラー60A Rover LIシリーズの箱を開けるとこれだけのものが入っている。
説明書に温度センサーに取付け金具。
やはり60Aクラスになると3.6kgとかなり重い。
商品仕様で大事なのは、最大ソーラー入力電圧が150Vで定格バッテリー電流が60A、
最大ソーラー入力電力が800Wといったところ。
さらに最近の機種はBluetoothを付ければスマホでデータが見れる。
こちらがこれまで使ってきたTRY STARのTS-MPPT-60でどちらかというと縦長。
これまでの発電量の最高は、昨年の5月にたまたま見つけた710Wのパネルで836Wが最高。
表のパネルを外すと接続配線が見える。
ソーラーパネルからの配線は5.5SQでチャージコントローラーからバッテリー配線は14SQを使っている。
下に見えるのはスイッチ替わりにジャンクの単層のブレーカーを2個使っている。鉛バッテリーの場合は、いつも満充電にするので
スイッチは要らないが、リチウムバッテリーはキャンカーに乗らないときにはこのスイッチ代わりのブレーカーで電源を落としている。
切断はどちらもプラス側だけ遮断するが、ブレーカーは両回路をつないで容量をかせぐ。
鉛バッテリーのときから実験的に付けたが、便利なのと他に適当なスイッチがないのでそのまま使っている。
同じようにスイッチを付けるときは、ブレーカーは損失があるので、新規に購入するならバッテリー側は大容量スイッチがいい。
チャージコントローラーの交換はブレーカーを落として配線をやり替えるだけだから簡単。
さらにこの後、Bluetoothのコネクターを差込む。
リチウムバッテリーは温度センサーは不要。
無粋な配線を適当に隠して出来上がり。
右上はTRY STARのモニター。
取付けて、さっそく動作チェック。
設定をLITIUMにして・・・
このチャージコントローラーはリチウム設定にするとBMSが満充電でシャットダウンしてもエラー表示にならない。
Bluetoothの電波をスマホのアプリで確認。
晴れたり曇ったりの天気だったが、ソーラーの定格710Wで600W越えは太陽高度の低い2月だったらかなりいい方。
このときの変換効率は、 14.1V × 41.64A ÷ 611.18W = 96.06% になる。
うちの場合はこれに走行充電器の60Aを加えれば、合計100Aでリチウムバッテリーを充電する。
しかしこれは短時間で、ソーラー発電自体は設置容量×2.5~4倍程度の発電量なので、あまり期待しないほうがいいかも。
チャージコントローラーとバッテリーの間に、ソーラーの発電量を考慮したヒューズを入れるのを忘れずに
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