今回は例によってLiTime の100Ah miniの内部を公開。
このバッテリーは上カバーに取っ手がついているので樹脂製の箱はかなり強固な感じ。
さてどうやって開けようかと思案するがいい方法が見つからない。
こんなときはぶった切るしかないかな。
取出したのは丸鋸。
内部を傷つけないように樹脂製の箱の厚み+αで切断する。
キズだらけになるのはみっともないので、ここは養生テープを巻いて切断。
鋸刃はきれいに切れるようにチップソーにした。
(色々な物を切るので実はいつもチップソーをつけている)
上フタを外した。
ショートしないように緑色の養生テープを巻いている。
セルは4S16枚となっている。
1Sが4枚(3.2V 25Ah)で100Ahでそれを縦に16枚積み重なっている。
BMSは上ではなくて左側面に立方向に取付けられている。
最近のポタ電は、乾電池のようなLiFePO4が開発されたので多くがこれを使うようになった。
高電圧を得るには簡単だが、円筒形なので容量が多く取れないのがつらいところ。
上のフタはかなり強固な構造。
ケースから取り出した。
左の黒いのはケースとバッテリーセルの間の緩衝材。
バッテリーを裸にすればかなりスリム。
16枚のセルは3mmくらいのアルミ板で両端から4か所ネジで締め上げられている。
セルは劣化すると膨れるのでその対策だと思う。
セルの側面についてるはBMSにつながる温度センサー
底になる部分には薄い緩衝材が貼られてい
BMSは一般的なものだと思う。
BMS Model : S12100-BMS と記されている。
バッテリーセルからBMSに入るセル電圧監視用のコネクター。
アルミ板はMOS FETの放熱版。
右側のネジ2つはバッテリーセルのプラス電極からのもの。
BMSを外して絶縁テープをはがすとセルをつないだバスバーが見える。
バスバーから測定用のリード線をはんだ付けする。
BMS基盤の裏側
電圧バランス機能がちょっと弱いかもしれない。
測定用のリードにつないだリポメーターとバランサー。
こうしておくと色々なデータが取れるし、実験でセルバランスが崩れても簡単にバランス取りが可能。
内部をバラしてみたが、中華製とは思えないきちんとした造り。
これじゃあ日本で作ってもコスト的に太刀打ちできないかもね。
過去のLiTimeのブログ
LiTimeの新しい100Ah バッテリーはかなり小さいぞ !!
LiTimeの100Ah mini リチウムバッテリーの容量測定
Li Time 製品レビュー
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