信じれば真実、疑えば妄想…

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妄想劇場・番外編

2019年07月07日 | 妄想劇場










なぜ、美人はいつもつまらない男と 
結婚するんだろう? 
賢い男は美人と結婚しないからさ。・・・








「体の衰えは足から始まる」と様々な観点から言われます。
ウイリアム・オスラー博士の「ヒトは血管と共に老いる」
という有名な言葉がありますが、歩行など主として足を使う
運動は、動脈と静脈、両方の老化を予防することが
分かっています。  

また、足に現れる病状の原因が他の臓器の異常である
ことがありますし、足の症状が体の他の部分に潜んで
いる病状を示唆することもあります。

そして、足に起きたトラブルが原因で命に関わる疾患が
発生することもあります。 直立二足歩行が可能な唯一の
生物であるヒトにとって、生物として存在する上で足が
いかに重要であるかは言うまでもありませんが、健康
を維持するという観点においても足の果たす役割は
非常に大きいのです。

血管、神経、内臓の病気と足に表れる症状が密接に
関係することはしばしばありますし、足の症状を放置して
いたために命を落とすということも起こり得ます。  

そこで、特に50代以上の方に注意していただきたい、
足に異常が現れる怖い病気を6つ挙げて紹介したい
と思います。

(※注)「あし」を漢字で書く場合、「足」がしばしば
使われますが、「脚」や「肢」と表すこともあります。
一般的には、足首からつま先の部分を「足」、
足首から股関節までを「脚」と表記します。

今回は、あし全体を指す意味で「足」に統一して
表記します。 急に片足が動かなくなったら119番!
足の病気ではなく、「脳卒中」の初期症状  

ちょっと想像してみてください。風呂上りにリビングの
ソファでゆっくりくつろいだ後、床に就くために立ち
上がろうとすると、突然片足に力が入りにくくなりました。
そのうちに、全く力が入らなくなり、歩くことはおろか、
しっかり立つこともできなくなってしまいました。  

一体何が起きたのでしょう。これは、足の病気では
ありません。脳卒中の典型的な初期症状です。  
脳卒中は、脳血管の病気で、脳梗塞、脳出血、
くも膜下出血、TIA(一過性脳虚血性発作)に
分類されます。

中でも脳梗塞が最も多いのですが、発症してしまったら、
脳卒中のいずれの場合でも、後遺症を残さずに回復
するためには、いかに早く治療を開始するかが大切
になります。

足に力が突然入らなくなったけれど一晩休んで様子
を見よう、という考えは大変危険です。そのような症状に
気付いたら、即座に救急要請して脳神経外科専門医
のいる病院に搬送してもらうべきです。

そもそも、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙習慣などの
動脈硬化発症リスクのある方は脳梗塞が発症しやすいので、
特に注意が必要です。

動脈硬化は血栓症(血液が突然固まって血管の中を
閉塞させること)の発生につながります。
脳梗塞は脳血管の血栓症ですが、生活習慣病の
コントロールができていない人は40~50代でも脳梗塞
を発症することがあります。

長時間フライト後の「片足の腫れ」に要注意!
「肺塞栓症」で突然死に至る可能性も  足に異常が
現れる病気には、こんなものもあります。

長時間のフライトを終えて空港からの帰宅途上、
片足が急に腫れているのに気付きました。歩きにくい
状態でしたが、自宅までもう少しなので、最寄駅から
頑張って歩いて帰っていたところ、突然胸痛に襲われ
意識が遠のいて倒れてしまいました。

これは、深部静脈血栓症から「肺塞栓症」を発生した
典型的な例です。 「エコノミークラス症候群」(ロングフライト
症候群の方が適切な表現ですが)としてもよく知られる病気で、
長い時間狭い場所で動かずにじっとしていると、脱水などが
引き金になって足に溜まった血液が固まってしまう(血栓症)
ことが原因で起こります。

この疾患は、特に持病などがない健康な方でも起きる
ことがあります。予防としては、長時間同じ姿勢で座りっぱなし
などは避ける、水分を十分取って脱水を避ける、足を適度に
動かして筋肉をよく使う、などがポイントです。

足が痛くて休み休み歩くような症状が出たら、これは
動脈の病気のサインかもしれません。「間欠性跛行」
と呼ばれるこの症状は、高齢者に多い脊柱管狭窄症など
腰椎の疾患でも現れますが、50代頃から片足の痛みが
頻繁に感じられるようになったら、まずは動脈の血行障害
を考えます。  

生活習慣病を30代頃から抱えていた方は特に、40~50代
でも動脈硬化による症状が現れてきます。動脈硬化による
足の典型的な病気は「閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患)」で、
血流が悪くなることにより、足の冷え・しびれ・痛みなどの
症状が現れます。

命に関わる心筋梗塞や脳梗塞の前駆症状として、この足の
動脈硬化症を捉えることが重要だとしばしば言われています。
心筋梗塞や脳梗塞は、症状なく徐々に悪化していきます。

そして、不意に血栓症による血行遮断により忽然と発症すると、
その後短時間で、死や重度の後遺症に至るという悲劇が
しばしば生まれます。

足の痛みを感じたら、心筋梗塞や脳梗塞の発症を意識して、
自身の動脈硬化のリスクを評価しつつ早期に治療を開始
することが肝要です。足の痛みは心筋梗塞や脳梗塞の
予兆かもしれないのです。

「しびれ」は腰のトラブルを疑え  

立っている時はまだいいものの、座ると決まって片足のしびれが
強くなり居てもたってもいられなくなる。こうした症状がある人は、
「腰の病気」が原因かもしれません。

これも前述の疾患群と同じで片足に限って症状が出るのが
特徴です。発症時には、腰は全く痛くないので、原因は足に
あって腰ではない、と考える方が多いようです。  

腰の骨は腰椎と呼ばれ、5個の骨(椎体)で構成されます。
椎体の内部には脊髄が走っており、脊髄から伸びる神経は
椎体と椎体の間からさらに末梢に伸びていきます。

特に腰椎から出てくる神経は足に分布します。すなわち、
「椎間板ヘルニア」や「変形性腰椎症」など腰椎のトラブル
によって症状が足に出ることは珍しいことではありません。

足の痺れを自覚したら、まず腰椎の異常を考えるべきでしょう。
足の痺れから足の痛みに症状が発展することも多く、重症化
すると歩行障害も発生します。  

日頃から、姿勢に注意して腰椎の並びを整えること、
ストレッチングなどで腰椎周囲の筋肉を柔軟に保つこと、
筋力を衰えさせないようにすること、などが腰椎疾患による
足の病状の予防として大切です。

また、足の痺れの代表的な疾患である椎間板ヘルニアは、
軽症であればレーザーや内視鏡など体に優しい治療で
管理することができるようになっています。

足のボコボコ「下肢静脈瘤」を治せば、 こむら返りも痒みも消える  

足の血管がボコボコと気持ち悪く浮き上がる病気。これは
「下肢静脈瘤」と呼ばれる、実は非常に多くの方が患っている
疾患です(比較的最近の調査で罹患人口1000万人に及ぶ
という報告もあります)。

この病気は、基本的に命に関わる疾患ではないですが、
自然に治ることはなく、放置していると徐々に悪化して重症化し、
生活の質を著しく落とすことになるので軽視すべきではありません。

下肢静脈瘤の予防法としては、立ちっぱなしを避ける、適度に
運動する、圧迫力のあるストッキングや靴下を利用する、などが
有効です。一旦発症したら基本的には治りません。
最近では入院せずに外来での血管内治療で管理できるように
なりましたので早期治療がおすすめです。

足の「むくみ」は全身の病気にかかわる! 腎臓病、心不全、
肝機能障害が原因のことも  むくみは多くの方が経験するもので、
生理的な一過性の症状である場合もあります。

ただし、足のむくみが慢性化したら、下肢静脈瘤に関連する
「慢性静脈機能不全症」の他に内臓に問題があることも
考えなければいけません。  

慢性静脈機能不全症は静脈の逆流を防ぐ弁の機能が低下
するだけでなく、足の筋肉が衰えて血液を心臓に戻すポンプ力が
低下すると発症します。老化現象の一つとも言えますが
下肢静脈瘤と同様に、適度に運動して足の筋力を維持する、
足を適度に圧迫サポートするなどが予防法として重要です。

一方で、内臓の病気である、「腎臓病」「心不全」「肝機能障害」
など主要臓器の異常や機能障害がむくみの原因となる
ことがあります。

それらは、慢性化することで臓器不全を来し寿命を著しく短く
する可能性もあります。足のむくみが持続する場合は、まず内科
を受診して、主要臓器に異常が見られないかスクリーニング
することをお勧めします。 また、甲状腺機能の低下でも足の
むくみが発生することがあります。内科受診時に併せて
内分泌疾患の鑑別も大切でしょう。

足に関わる疾患の予防は、認知症予防にもなる!

散歩が健康に良いということは日常的に耳にするでしょう。
毎日連続して20~30分程度のやや速めの歩行を励行することで、
健康維持に十分な予防効果が得られることがわかっています。  

運動器として最も重要な足の機能が弱まると、
「ロコモティブシンドローム」と呼ばれる移動機能低下が生じ、
それにより筋力及び筋量が低下する「サルコペニア」も
併発します。そうなるとさらに移動能力が低下して、
サルコぺニアも悪化するという悪循環が生まれます。

フレイルは、気力の低下が進んで最終的に心身両面での
虚脱症状に陥ることに、特に着目した概念です。
このフレイルこそ、現代社会で大問題である認知症に大きく
影響していることが指摘されます。

足をしっかり使って、歩行などの運動習慣を継続することが
認知症予防のキーとなるのです。そして、歩行により動静脈の
機能も改善することから、循環器・呼吸器などの主要臓器
のみならず全身のあらゆる臓器のはたらきが整います。  

足の症状が全身の病状を表すことがあり、そして足を使うこと
で全身の健康が作られるというのは非常に示唆的なことです。










あなたは、いつも寂しいと感じているかもしれない、
たった一人と思っているかもしれない。 だけど、
あなたが思っている以上に家族は、あなたのこと
を思っていることを忘れないで欲しい。 ・・・

私の甥っ子は、母親である妹が病気で入院した時に、
しばらくパパママと離れて実家の父母の家に預けられ
ていました。

「ままがびょうきだから、おとまりさせてね」といいながら、
小さな体に着替えを入れたリュックを担いで我が家へ
やってきたのです。

たびたび遊びに来ていた甥っ子は、我が家へやってきても
寂しがることもなく父母や私と昼間は遊んで、
時々外食をしたりしていました。

夜寝る時には「きょうは、じいじとねる」
「きょうは、ばあばとねる」と、楽しそうに寝る相手を
選んでいました。

じいじやばあば、そして『お姉ちゃん』こと私と仲良く
楽しい毎日を過ごしていました。昼間は時々
「ままは、びょうきがなおったかな~」と言う時は
ありましたが、寂しいかと聞くと「ううん、だいじょうぶ!」
と、いつも元気よく話していました。

子供ながらに周りに気を使っているんだよ・・・と家族で
話していましたが、それでも甥っ子は寂しいそぶり
を見せないで、毎日を過ごしていたのです。

しかし、妹が入院して10日が過ぎたころのことです。
「きょうは、おねえちゃんとねる~」というので、
一緒にお布団に入っていると「おねえちゃん、ぼく、
あしたおうちにかえるね、しばらくかえってないからね。」
と小さな声で言うのです。

まだ妹は退院しておらず、家に帰れることはできない
状態なのです。私は甥っ子の言葉を聞きながら「そうだね、
そのうちお家に帰ろうね。」と言いました。

次の日になると、昼間はやはりいつも通りに元気よく
遊んでいる甥っ子です。家の事は何も話さないで、
一日が過ぎました。

そして夜になった時、昨日と同じように
「おねえちゃん、ぼく、あしたかえるね」と言うのです。

そんな甥っ子がいじらしく、せめて寂しい思いが
少しでも少なくなるように「そうだね、明日になったら
ママに会いに行こうか。」と言いました。

母親の顔を見れば、少しは元気になるかな、
と思ったのです。すると甥っ子は少し笑って
「おねえちゃん、あしたはなかなかこないねえ」
と言いました。

小さい甥っ子なりに寂しさを抱えて、でも何とかいつも
通りに元気良く過ごそうとしていた気持ちがいじらしくて、
私も胸がつまりました。

ふと見ると、隣の部屋から様子をのぞいていた
「ばあば」が、涙ぐんでいました。

そんないじらしい様子を見せた甥っ子は、結局一か月
ほどを我が家で過ごし、ようやく退院した妹と一緒に
自宅へ帰っていきました。

ママとパパが迎えに来た時には、本当に本当に
嬉しそうで、それを見た私達も、また目頭が
熱くなったのでした。・・・・・・


愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る


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