2024年12月6日のインフルエンザ情報です。
今日は金曜日なので国立感染症研究所、厚生労働省が令和 6 年第 48 週(令和 6 年 11 月 25 日から令和 6 年 12 月 1 日まで)分のインフルエンザ、新型 コロナウイルス感染症の発生状況を 発表しております。どちらも増えていますが、先ずは今のところ絶対数の多いインフルエンザ情報から。
第45週(11/4~11/10) 沖縄だけピンク色
定点当たり報告数は1.06(患者報告数5,252)
第46週(11/11~11/17) 沖縄の色は消えたが日本各地に黄色が散在
定点当たり報告数は1.88(患者報告数9,309)
第47週 (11月18日~11月24日)黄色い地域が少しずつ増加
定点当たり報告数は2.36(患者報告数11,678)
そして今回の第48週 (11月25日~12月1日) 色の付いた地域が明らかに増加
定点当たり報告数は4.86(患者報告数24,027)前週の倍以上となりました。
唯一ピンク色になっている三重県を見てみると
尾鷲地方だけ、特異的に流行っている様です。
全国レベルに戻って都道府県別の定点当たりの週間患者数は 福岡県(11.43)、長野県(9.07)、千葉県(8.18)、広島県(7.01)、大分県(6.91)、山形県(6.79)、鳥取県(6.45)、福島県(6.39)、三重県(5.92)、佐賀県(5.74)、岐阜県(5.54)、埼玉県(5.52)、神奈川県(5.49)、鹿児島県(5.03)、大阪府(4.91)の順となった。
インフルエンザの種別を見ると、直近5週間(2024年第44週~2024年第48週)ではAH1pdm09が42件(93%)、AH3亜型が3件(7%)と、A型100%、B型0%であった。
モデルナの「新型コロナ・季節性インフルエンザ・RSウイルス リアルタイム流行・疫学情報」によると
今年は2019-2020シーズンと似た経過となっています。
2019-2020シーズンの45週以降を見てみると
2019~2020シーズンは、12月下旬にピークを迎え、1月中2月上旬まで流行は続き、3月中旬頃ほぼ終焉を迎えた様です。さて、今シーズンはどうなるのでしょうね。
インフルエンザはワクチンも接種される方多いですし、抗インフルエンザ薬もジェネリックも出ており比較的安価です。
一方、新型コロナはワクチンを接種される方インフルエンザに比べると少ないです。そしてもしかかってしまった時に使える抗コロナ薬が非常に高価なのです。薬価がゾコーバ約5万2千円→3割負担で1万5000円強、ラゲブリオ薬価約8万7000円→3割負担で2万6000円強、パキロビッドパック;薬価約9万9000円→3割負担で3万円弱 です。65歳以上の方は早目のワクチン接種をお勧めします!
Janis Joplin Pearl full album 1971 (Remaster)