中山美穂さんが入浴中に急死されたことからの連想 その2です。
風呂場は先日述べた通り、家の中では特別、別格に危険な場所です。
入浴中の死亡事故は消費者庁の発表によると年間八千人程度とされています。ですが、実際には年間1万7千人~1万9千人であろうと推測されています。
交通事故の6倍、階段事故の30倍程度危険です。
その危険度は高齢になればなるほど増し、そして女性より男性の方が危ない。
超高齢男性の入浴は相当に危険です。
入浴中に亡くなった有名人には
1,野村克也さん
2,白川由美さん
3,平幹二朗 さん
などがおられます。
御三人ともに高齢者ではありますが、亡くなる前まで至ってお元気だったようです。
それまで元気で、入浴中に突然亡くなると言うのは、言葉を変えればピンピンコロリですよね。中山さんは早すぎるとしても、上記の高齢お三方は、「ピンピンコロリの羨ましい逝き方」だったのかもしれません。
入浴という行為は、体温、血圧、呼吸状態、循環状態の急激な変化をもたらします。特に日本人が好む41度以上の熱い風呂に肩までゆったりと浸かる行為は体にとって、とても大きなストレスです。ストレス解消になる入浴ですが、違った意味で、大きなストレスを作り出す行為でもあります。
これまで、風呂場での3大死因は心臓病、脳血管障害、溺死と言われて来ました。これら3大死因たちはいずれも入浴時にかかる大きなストレスによるものです。そのストレスの最も大きな因子が温度差によるヒートショックです。すなわち、入浴中の死因はヒートショックによるものが大半と考えて間違いありません。心臓病、脳血管障害、溺死はヒートショックの下位因子なのです。
中山美穂さんは、体調不良をベースにしたヒートショックによる溺死で亡くなったと思われます。
心臓病、脳血管障害、溺死の「3大死因の原因」がヒートショックであるのなら、ヒートショックを減らすことが出来れば、風呂場での死亡そのものを減らすことが出来る筈です。
ヒートショックを減らすのは、とても簡単です。温度差を減らせば良いのですから。温度差が大きいとヒートショックは起こりやすくなります。だから冬はアブナイ!逆に、家の中を夏の状態にすればヒートショックは殆ど起きません!!
ここで、アブナイ冬に危ない提言です。
そろそろ人生を卒業したいなと思っておられる超高齢者の貴方、お酒を飲んで良い気持になって熱めの風呂にのんびり浸かる。しばらくすると、きらびやかなお花畑に囲まれた階段が眼前に・・・・Stairway to Heaven
20年後、もしも私という個体が生存し続けていたなら、上記のような行為を試してみたいと思います。ですがまぁ、多分、今後10年程度で私の戸籍は抹消されていると想像します。
死期を早めるであろう 呑みすぎ、働きすぎ、生き急ぎ、によるストレスフルな毎日を送っておりますので。私は、ストレスの少ない長閑な生活で生存期間を伸長させることの意味を感じないのです。ですから、現在の生活を続けることで少し早く死んでしまうことは仕方ないとあきらめているのです。
現在の自分の生活を出来るだけ延長し、それが無理になったら、工夫しながら適当なところで人生を終えたいと思っています。
20年後くらいに、もし私が入浴中に死亡したら・・・
生存し続けていた貴方は
あの爺「やりよったな」と、思ってくださいませ。
私、可能であれば、最期まで自分の意思で人生の行き先を決めたいと思っております。可能であればですがねぇ!
Stairway to Heaven - Led Zeppelin (lyrics) Released: 1971「天国への階段」レッドツェッペリン【和訳】