10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

大晦日に思うこと

2015-12-31 15:16:59 | 日記
大晦日ですな。

2015年の終わりに、今思うことを残しておきます。

長女のヒナは、冬休みが永遠に終わらなければいいと言っています。

学校に行くのが嫌なんです。

クラスの女子に仲間外れにされてるからです。

もともと少人数。
女子は7人しかいません。
仲間はずれにするのも簡単です。

中学生くらいになると、やり方も大人びてきて、きたないです。

ヒナ本人は原因が分からないと言っていました。

でも先日。
同じクラスの男子のお母さんが、私に教えてくれました。

体育のマット運動で、ヒナがクラスで1番上手くて、目立つのが気に入らないそうです。

嫉妬ですね。

ヒナが他の子より、マット運動ができるの当たり前なのです。

幼少の頃はバトンを習い、前の中学では新体操をやってました。
地域の大会で、上級生を抑えて2位を獲ったこともあるほどです。

本人には、その原因は告げてません。

だって、得意な事を全力でやらなくなったら嫌だから。
わざと目立たないように生きるようになったら嫌だから。
そんな必要なんてないもの。

だからヒナにはこう言いました。

「自分に原因が思い当たらないのなら、きっとただの妬みだから。

もう我慢しなくていいよ。
頑張らなくていいからね。

どうしても嫌な事があったら、自信を持って堂々と逃げなさい。
保健室でも職員室でも、家に帰って来てもいい。

それを先生に許してもらえなかったら、ママが学校に乗り込むことを許してね。」

担任の先生も、他の先生も知ってるそうです。
それは本当に良かったと思います。

「気にしないでいいよ」って言ってくれるそうです。

でもね先生に言いたい。

気にしなくていいって言われて、気にしないように出来る人っているのかな。

それとね。

やられてる方に「気にしなくていい」って声をかけてくれるよりも、やってる方に「君たちはそれで幸せなの?」と声をかけるほうが大事なんじゃないのかな。

3年間、手塩に掛けて育ててきた生徒たちを、このまま卒業させてしまっていいのでしょうか。

人生において大切なことを、教えるチャンスなのではないでしょうか。

機会があれば、私は先生にそう問いたいと思ってます。

いじめは、想像力の欠落から生じる、自己防衛なのじゃないかと私は思います。

みんな自分を守るために必死です。
ムカつくとか、気に入らないとか、きっかけは本当に些細なことです。
遊びの延長の時もある。

子どもなら尚更です。
くだらない嫉妬なんか、大人でも往々にしてあります。

でも、人には学習する能力があります。
それを信じたい。

ヒナの残りの中学生生活が、楽しい思い出でいっぱいになりますように。

そして他の子どもたちも同じように、嫌な思いから放たれて、大事なことに気づいてくれますように。

親として大切なのは、自分の子だけではなく、周りの子どもたちのことも同じように大切にすることだと思ってます。

私はなんと言われようと、生涯これを貫こうと思います。

それが私の、世の中を良くするための、ほんの少しの抵抗なのかもしれません。

そんな事を思った。
2015年の終わり。

たくさんの方の優しさや、愛情に恵まれた一年でした。

出会いもいっぱいありました。

何よりも今年もまた、3人揃って無事に生きてこられたことに感謝します。

皆様の新たな一年のご多幸を、心より祈念いたしております。

では、良いお年をお迎え下さい♪