10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

お弁当のはなし

2016-11-23 12:48:17 | 日記
私は中学の頃に、母親を病気で亡くしてるので、私も姉も高校生の頃にお弁当を作ってもらったことがない。

高校時代、たまに自分でお弁当を作った。
でも、料理の仕方もろくに分からないから、詰めるのは冷凍食品ばかり。

自分で作るお弁当ほど味気ないものはなかった。
だからいつも売店で、パンとかおにぎりとか買っていた。

私の通った高校は、規律の厳しい私立の女子校だだったから、ある程度みんなちゃんとした家系の娘さんばかりだった。

大体みんな、手作りのお弁当を持参していた。
お母さんの手作りのお弁当が、私はとても羨ましかった。

あの頃の記憶があるからなのだろうか。
わたしは娘のお弁当に、なるべく冷凍食品を使わないようにしようと思っている。
思ってるだけで使うけど(笑)

休日に常備菜をいくつか作り置きしておくことにしている。

でもどうしても、忙しい日が続くと冷凍食品に頼らざるを得ない。

そんな中でも、冷凍食品を使っていいのは一品まで、と自分で決めている。

今日は祝日なのに、娘の高校は授業があった。

なので、今朝もお弁当作り。


娘も高校入学したての頃は、毎朝自分でお弁当を作る!と張り切っていたけど、それは3日で終わり、その後は私と1日交代で作っていた。

ダンス部に入り、最近はアルバイトも始めたので、さすがに朝起きるのが辛そうだ。

日に日に娘の作る日が、少しずつ減っていった。

今朝も娘の当番の日だったけど、目覚ましが鳴ると、「うぅー眠いよー」と何度も唸っている。

布団の中から、ママ作ろうか?と言うと、うーんとはっきりしない返事。

「だってママ、今日お休みでしょ?」と言う。
優しいね。

いいよ、大丈夫。
まだ寝てなさい。

そう言って起きた。


しばらくすると、申し訳なさそうに娘が起きてきた。

ごめん、ありがとうね、と言う。

あのね、子どもたちが大きくなって、手がかからなくなったからね。
ママー、これやってー!って甘えてくれるのって嬉しいものだよ。

そう伝えた。

調子にのっちゃうかもよ?と娘。
のってもいいよ、と私。

娘たちは2人とも、私に対してとても優しい。

長女は中学校に上がった頃から、スーパーに買い物に行くと、いつからか必ず荷物を持ってくれるようになった。

そんな事、教えてもないのに。

荷物が多くて袋が2つになった時も、必ず2つとも持ってくれる。
ねぇ、ママも持つよ?と言っても、いや大丈夫!といって決して譲らない。

本当に男気溢れる長女なのだ(笑)

最近次女も、部活のおかげで体力も力もつき、荷物を持ってくれるようになった。

次女はまだ体も小さい。
でも2つある時は、必ず軽い方を私に持たせてくれる。

本当に優しい娘たちなのだ。

いつも頑張ってる娘たち。
いつからこんなに気遣いが出来るようになったのだろう。

親として、嬉しい気持ち反面、少し申し訳ない気持ちになる。

もっと甘えていいのに。
もっと我がまま言っていいのに。

頑張らなくちゃいけない病に、私がさせてしまったのかなと心が痛む。

本当は、生きていてくれたらそれでいいのにな。

今日帰ってきたら、お菓子パーティーやろうかな。
3人でトランプやろうかな。
神経衰弱が、めっきり弱くなった私。

そんなんだから、心配されるのかな(笑)