記憶

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私の古巣。

4月14日に開催されるビジネスフェアー【四の市】の出店説明会に参加してきました。

平日の10:00〜15:00までのたった5時間の開催にも関わらず、約3800人が来場するという驚きのフェアー。

しかも来場者は巣鴨ということもあって、殆どがご高齢者の皆様という。

安心堂のインソールは、前回大変ご好評を頂きまして2回目の出店です。
選ばれた30社しか出られません。

ありがたいありがたい。

せっかく巣鴨まで行ったので、ちょっと寄ってきました。







とげぬき地蔵。

洗い観音様にお水をかけて、いざ洗おうと思ったら。

あれ、わたし特に悪いところないなーと。

仕方ないので、心穏やかに過ごせますように…と、胸のあたりをなでなでしてきました。


20年以上前、社会人へと一歩を踏み出したこの地に。

まさか稼業の後継ぎとして訪れるなんて。
1ミリも想像できなかった。

そこそこ長く生きてきた人生。
たくさんの出会いと、悲しい別れもありました。

でも今、こうして元気だということ。

たくさんの人に応援してもらいながら、平穏に毎日を生きていること。

やっぱり幸せなんだよなーと、ぼんやりと光る提灯を眺めながら、うつらうつらと感じておりました。

人生というものについて思うことって。
人それぞれみんな違うと思うけど。

どんな事があっても、生きる方の選択をするという力と。
愛され続けていたんだという日々の記憶を。
娘たちに残していきたいと思っています。

いま、大切にしていることは信じること。
それは、信じていればうまくいく！とかではなくて。

信じることが出来なかったあの時の未熟さが、悲しい記憶となって今でも心の片隅にこびりついてるからなんだ。

後悔はしてない。
でもたまに、悲しい波が押し寄せる時がある。
取り返すことのできないという現実に、押し潰されそうになったり。

そんな時、前向きに生きよう！とか、ポジティブにね！とか意味なくて。

色々あるけどそれでいいんだよって、未熟だった自分を許せたらいいなって思う。


なんで、こんな事を考えていたんだろうか。

きっとお地蔵さんが、初心に戻りなさいなって言ってくれたんだよね。