10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

一期一会

2017-08-06 10:43:08 | 日記
昨日は、ある特別なワークショップを開催しました。

初めての試み。
産業振興課の課長から、直接オファーがありました。
私がずっとやりたいと思っていたことを、伝えたことから始まった今回の企画。
それを実現できるチャンスを頂きました。

あだちブランドyouthの副会長として、安心堂の専務取締役として、試作工場の代表として、そしてひとりの母親として、全力で取り組みました。

あだちブランド認定のyouthからは4社。
それ以外に協力企業として2社。

正直、どうなることやら分からなかったけど、結果的には大成功でした。

ある特別な事情のある、子どもたちを招待してのワークショップ。

子どもは環境を選べない。

その子どもたちに、夏休みの思い出として、心に残ってくれたらいいな。
楽しかった!って思ってくれたらいいな。
またやりたい!って思ってくれたらすごい嬉しい。
ものづくりの楽しさが、伝わってくれたら最高だな!そんな風に思っていました。

昨日の、たくさんの子どもたちの笑顔を見たら、すべて叶ったと実感しました。

本当に楽しそうだった。

そして、私たちも、本当に楽しかった。

誰かのために、自分のできることを。
そのスタンスでやってみたら、あんなにも喜んでもらえた。

私たちも幸せだった。

売り上げ的には利益なんて1つも出ない。
利益どころかマイナスにしかならなかったと思う。

でも、それ以上の大きな何かを得た気がします。
これから経営者として、どう社会と向き合っていくのか。
どう自分と向き合って行くのか。

それを子どもたちの笑顔が教えてくれた。
そんな気がしています。

今日の戦利品(笑)


国ちゃん。
忙しいのに社員さんを3人も投入してくれた。
子どもたちに向き合って、時間をかけてものづくりの楽しさを教えてくれたザオー工業の国ちゃん。

飛行機づくり、大盛況だったね。
大盛況過ぎちゃって大変だったよね。
臨機応変に対応してくれて、本当にありがとう。
とても心強かったです。

たかしくんとあっこちゃん。
youthでは無いにも関わらず、協力して欲しいという私の我儘に、快諾してくれた小川畳店の小川夫妻。
昨日から、youthの新しい仲間になりました。

たかしくんも、あっこちゃんも本当に大好き。
仕事に対しても、地域に対しても、子どもたちに対しても、いつも真剣で愛情に溢れています。
子どもたち、本当に楽しそうだった。
本当にありがとう。

賢二くんとお兄ちゃん。
忙しい中、兄弟で参加してくれた、オーエムの大村兄弟。
ワークショップ用のアクリル加工の機械は自作だって。
本当にすごいな。

うちのブースに来た子どもたちが、作ったアクリルのスタンドを見せてくれて、なに乗せるの?って聞くと、あれとかこれとか乗せるんだーって嬉しそうに話してくれたよ。
加工して作る楽しさを、子どもたちは知ったと思う。
本当にありがとう。

栗ちゃん。
重い金庫を2つも運び込んで、体験型ワークショップをやってくれた栗原金庫の栗ちゃん。
金庫を開けてお宝ゲット、大成功だったね。

金庫を開ける機会なんてなかなかないから、子どもたち本当に楽しそうだったね。
開けられた時に歓声が上がって、本当に楽しそうだった。
金庫の中から駄菓子を取り出す時の喜びは、ただお菓子をもらった時の喜びはとは全く違うと思う。
本当にありがとう。

のりぴー。
ワークショップは出店しないのに、メモ帳を提供してくれて、そしてスタッフとして全体のフォローをしてくれた菅原製本所ののりぴー。
一日中立ちっぱなしで、本当に疲れたと思う。
色んな場所でフォローしてくれて、本当に助かりました。
休憩中の写真しかなかった(笑)

のりぴーと出会ってから、楽しい出来事が増えた気がする。
本当にありがとう。

かずくんと大智くん。
協力できなくてごめんねって言ってたこのお2人も。
多忙極まる合間を縫って、お手伝いに来てくれました。
お昼休みの一コマ(笑)

色々とフォローしてくれて本当にありがとう。
来てくれて本当に嬉しかった。

1人の女の子がね。
2回、はんこ作りに来てくれて。
2回目の時に、作るところ見ないでねっていうんだよね。
なんでだろうって思いながらなるべく見ないようにして作りあげた。

そのあともじもじしながらやって来て、先生に早くしなよって言われていた。
どうしたの?って聞いてもなかなか話さない。
お客さんが来ちゃって横向いた瞬間に、私のエプロンのポケットに何かを入れてさっと立ち去った。

なんだろう?って取り出して見たら、私の名前のはんこだった。
そういえば、名前どうやって書くのって聞かれていた。

思わず追いかけて、抱きしめた。
作ってくれたの?すごい嬉しい!ありがとう!

女のコ、すごい嬉しそうだった。
私も嬉しくて泣きそうになったよ。

一期一会。
きっと忘れない。
私も、あの子も、今日のことを。

また来年やろうって決めたよ。
みんな、どうぞよろしくね。

どんな環境にあったって、子どもたちの心を豊かにする、そんな出会いがきっとある。

私はそう信じてる。