10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

過去のわたし

2018-03-07 00:29:02 | 日記
信用金庫に勤めていた頃。

一年間、渉外係に配属されたことがある。

勤めていた信金が、女性を渉外係に配属する試みを始めてから2年目の事だったと思う。

毎日毎日、自転車に乗って。
雨の日も風の日も雪の日も猛暑日も。
一日中外回りをする日々。

まだ20代前半。
髪やお化粧が乱れるのも気になる年頃。

そして今思うと、大金を抱えて信金の制服で自転車に乗り、街の中をウロウロしてるなんて、本当に恐ろしすぎる(笑)

営業課の女性は私以外にパートのおば様が1人。
基本的に男性ばかりの部屋にポツリと私。

可愛がってもらったしみんな優しかったけど。
決して楽しい思い出ばかりではない。

当時はセクハラという言葉が、やっと世の中に認識されたくらいの頃。
おじさんたちは鼻で笑ってた。

世の中ことすらよく知らない小娘が、社会の荒波に揉まれながらよく成長してきたなって思います。

どこを見渡しても憧れる存在がいるわけでもなく。
他の世界を知らないまま、いつかこの小さな世界の誰かと結婚したりするのかな…と思ったら、ぞわっと虫酸が走ったのを覚えています。

人や環境が悪いわけじゃなくて。

若くて、荒々しくて、痛々しくて、勇気もなく、刺々しくて、私は弱かった。

自分を追い込み、そこから逃れる術も知らず、毎日どんよりした日々を過ごしてました。

でも、今となればどんな思い出も、いい思い出です。

入社した時の研修は厳しかったけど、社会人としての常識、電話応対や名刺交換などの一般的なマナーはここでみっちり叩き込まれました。

それは本当にありがたいことだと思います。

当時から顧客サービスに力を入れていましたが、今でも時折窓口に行くと、とても気持ちのいい応対をしてくれます。

さすかだな、と思います。

そして今、その古巣の信金を絡め、産学官金連携しながら、新たな事業展開を虎視眈々と?進めております。

人生って何がどうなるか本当に分からないものですね。

本当は古巣の信金マンたちに、私の存在をあまり知られたくはないのだけれど。

だって、いつか元彼に会いそうだから…。
はー、恐ろしい(笑)

毎日が目まぐるしく過ぎていきますが、なんだかんだと希望に満ち溢れた日々を送っています。

明日もまた頑張ります。

毎日眠い…。