10年後のキミへ贈る大切なこと

わたしのタイムカプセル

春はもうすぐ

2019-03-21 19:11:37 | 日記
最近、やけに車の運転が疲れると思っていたら。

視力が落ちてることに気がついた。

右と左とでは見え方が違う。

だからこんなに疲れるんだと、やっと気づく。

先日、娘が大学の入学式で着るためのスーツを買いに行った。

そのついでに、コンタクトレンズも新しくしようと付き合ってもらった。

私、免許の更新ができないレベルの視力で運転していたんだ。
それを知って驚いた。

ゴールド免許だから気がつかなかった。
ほんと危ない。

遠くが見えるようになって運転楽々。
気分も爽快♪

ところが。

そのせいで近くが見えなくなった。

ぎゃおー。

ゆうこ、終わった…。

ゆうこおばたん。

あー、悲しい。

有難いことに、見た目が若くみられがちなので、年齢層若めのパーティーなどにも声をかけて頂くこともあるんだけど。

何も考えずに、うぇーい(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎とか言って参加できるような時代はとっくに終わった。

えー。
ちょっとー。
私の歳知ってて誘ってる?

って、心の中で疑ってしまう(笑)

完全アウェイじゃね?なんて考える。

あー、ダメダメ。

そんな事ばっかり言ってたら老け込むばかりだよ。

まだまだいける!
頑張ってー!

先日、娘たちが毎週見ていたドラマが終わった。
初めて恋をした日に読む話。
通称「はじこい」。

端的に言えば、18歳の男子高校生と34歳の塾講師の恋の話し。

最終話で深キョンが、自分の年齢を気にして、恋する勇気が出せない、というような場面があった。
傷つくのが怖いんだと。

ううう…。
わかる、わかるよ深キョン!

と、共感してしまった。

でもそう思いながらも、親目線から見て高校生と34歳なんて絶対ありえへん!って思ったり。

結局なんだかんだでハッピーエンドなんだけど、それ深キョンだからよね?ってやっかんだり(笑)

2回くらいしか見てないくせに、最後だけ急にのめり込んでしまった。

見ながら娘たちと色々話すんだけど、意見が合わない合わない。

当たり前だ(笑)


先日、高校を卒業した長女が、大好きなお友達と鎌倉に遊びに行っていた。

夕飯どうするのかな?ってLINEのやり取りをしてる時、娘が「今日バイバイしたら、次はいつ会えるんだって思ったら悲しくて泣ける」って送ってきた。

胸がチクンとした。

お友達が通うのは多摩のキャンパス。

毎日通学するにはちょっと遠い。

一人暮らしをすることになったらしい。

切なくて、なんだか歯痒くて。

あー、この子の、この幸せなひとときが、1秒でも長く続きますように…と願うしかなかった。

「笑顔笑顔、だよ♪生きてさえればいつでも会えるよ。」

って返信するしかできなかった。

1つの人生の中で、たくさんの出会いと別れを繰り返す。

同じ場所で同じ時を一緒に過ごせることの奇跡。

そのことを改めて気付かせてくれたね。

ひとりひとり。

ひとつひとつ。

いまを。

すべてを。

大切にしようって思ったよ。

春はもうそこまで来てるようだね。

明日も頑張ろう。

卒業式

2019-03-09 22:14:05 | 日記
今日は卒業式。

日菜子の、高校生活最後の日。

卒業式終わりに、京子ちゃんとまりちゃんと写真を撮った。

私たちも頑張ったね、って。


真ん中のまりちゃんは、次女の菜々子がお腹にいる時に通っていた、産婦人科で出会った友達。

お互いに上の子、日菜子と正太を連れていたので、自然と子ども同士が遊ぶようになって、何回か顔を合わせるうちに親しくなった。

私もまりゃんも、予定日より1週間以上経っても生まれてこなくて、お互いに心配していたら1日違いで入院(笑)

幼稚園以外は一緒じゃないのに、何かと仲良く遊んでいたね。

その時の産院の待合室で、一緒に遊んでいた正太も、同じ高校に通うことになった時は嬉しかったな。

その正太がこんなに大きくなっちゃってね。

本当にね、月日の流れは残酷ですな(笑)

京子ちゃんは日菜子の幼なじみ、もえかのママ。
日菜子が幼稚園の頃に出会った。

同じクラスになったこと無いのに、児童館で遊ぶようになって仲良くなった。

仙台に引っ越すときも、東京に戻ってくるときも、いつも同じテンションで、送り出してくれて、そして迎え入れてくれた。

同じ足立区でも住んでるところは西と東。

娘たちが同じ高校を受験するなんてことは、お互い全く知らなかった。

同じ高校に行くことになり、同じダンス部に入部することになり、また同じ学校に通えることが本当に嬉しかった。

入学式の日に、お互いに「感慨深いね…」なんて話したあの日から、もう3年が過ぎたなんて嘘みたいだねって。
なんだか2人でしんみりとした。

高校の卒業式は小、中学校の時よりも、式は淡々と執り行われていったから。

今日は泣かないで済みそうだなって思ってた。

卒業生代表の答辞が素晴らしくて、少しうるっとした。

かしこまった挨拶だけではなく、何気ない日常を過ごせることへの、感謝の気持ちがいっぱい詰まった等身大の素晴らしい答辞に、周りのお母さんたちが泣いていた。

そして最後の式歌「3月9日」が更に涙を誘う。
声は大きくなかったけど、ハーモニーがとても美しかった。
それでも泣かずに済んだ。

子どものことになると、本当に泣き虫になってしまう。

終わったら写真も撮りたいし。
お化粧崩れたら嫌だし。
なんとか大丈夫そう…と、ほっと胸を撫で下ろした。

卒業生退場になり、1組から順番に退場していく。

次はいよいよ日菜子のクラス。

あー、もう終わる。
これでもう終わってしまう。

そう思った途端、ふと、まさしく走馬灯のように、過去の様々な場面が思い出された。

小学校5年生の時に宮城県に転校し、中学2年の終わりに足立区に戻ってきた。

親の身勝手な都合で、知らなくても良かった辛い思いを沢山させてしまった。

日菜子が入学から卒業まで、同じ学校に通ったのは高校が初めてだった。
本当に申し訳ないと思っていた。

日菜、ごめんね。
日菜、ありがとうね。
3年間よく頑張ったね。

そう思うと涙が止まらなくなってしまった。
珍しく、京子ちゃんも横で泣いていた。

日菜子はいつも私に優しくて。
いつも一生懸命で。
辛いことも苦しいことも、時には自分一人で。
時には誰かに助けられ、乗り越えられる人になりましたね。

とても真面目で正義感が強くて、努力のできる人で、とても強くなりましたね。

それはとても素晴らしい事だね。

でも、もっと柔軟で、もっといい加減で、もっと弱い人でもいいんだよ。

助けて欲しい時は助けてと、ちゃんと言える人になればいい。

自分の正義が全ての人の正義だとは限らないんだよと、伝え続けてきたね。

許すことのできる人が、一番強い人だとママは思ってる。

どんどん大人になって、私の手の届かない場所で、色々悩んだりすることも増えるんだろうな。

でも、どんなことがあっても、大丈夫。
自分を信じて。
日菜子ならなんでもできる。
自分の思い描いた通りに生きていける人だ。

ママはいつでも日菜子の味方。
失敗を恐れずに、自分の選んだ未来に飛び込んでね。

これからも応援するよ。

私はあなたの母で幸せです。

日菜子、卒業おめでとう!

「人を喜ばせる喜び」って

2019-03-02 11:32:33 | 日記
「パラリンピックの競技にもなっている、ボッチャというスポーツに使うボールに印刷したいんです。」

と言って、あだちメッセの会場にいらした女性がいました。

安心堂に電話したら今日は展示会に出ていると言われて居ても立っても居られなくなり、静岡からすぐに新幹線に飛び乗ってやってきたとのこと。

東京パラリンピックのブラジル選手団の事前合宿場が浜松市に決まり、その記念品としてボッチャボールをプレゼントすることが決まったそうです。

そのボールに浜松市のマークとブラジルの国旗を、二箇所に分けて印刷して欲しいとの依頼内容でした。

お客様の話によると、行政が関わってることなので入札で決まるんだけど、それが決まったのがつい先日のこと。
納期が決まってるのに、印刷してくれるところが無くてとても困ってたんです、とのことでした。

「これなら大丈夫。できますよ。」

って言ったら、ものすごく安堵していらっしゃいました(笑)

その場で2つボールを預かり、翌日にはインキの定着テストや印刷位置の確認のため試作をし、乾燥後に返却したらすぐにやる事が決まりました。

ところが、行政が絡んでるだけあって、印刷位置と印刷の大きさがなかなか決まらない。

何回かやり取りをした後やっと決まった!と思ったらまた一難…。

ボッチャボールは手縫いで出来てるボールなので、形状がまちまち。

いや、本当にまちまち。

受治具に合わせても印刷位置がずれてしまう。

なので結局、ボールひとつひとつに透明のシールを貼り、印刷位置を確認しながら、ひとつずつ合わせて印刷することにしました。

何回も何回も繰り返して、やっとひとつ。
そんな感じで進めてきました。

他の受注もあったから、他の人たちはそちらを進めてもらい、私が「なんでもくん」を使って印刷することにしました。

それでも、空いた時間にスタッフの真由美ちゃんが手伝ってくれたり、卒業式まで長期の休みに入っている長女に手伝ってもらったりして本当に助かった。

ボールの数は130個だけど、2箇所の印刷なので合わせて260回。

ひとつひとつ位置合わせしながらの印刷は至難の技です。

そして、印刷だけに取り掛かれたらいいんだけど、電話応対や見積り依頼、メールの返信やら打ち合わせやらで、一気に印刷を終えることが出来ず、数日かけて印刷するようになりました。

正直、割りに合わない仕事になっちゃったなーって思ってたけど、昨日お客様からお礼のメールを頂いてそんな気持ちは吹っ飛びました。

「安心堂さんに頼んでよかった!
本当に本当に本当にありがとうございました!」

って。

あー、やってよかった!って心から感動しました。

心を込めてひとつずつ印刷したこと、本当によかったなって思いました。

会長のブログに、まるで自分が印刷したかのように書いてあったのには驚いたけど(笑)、あれは私が心を込めて印刷したんです。

でも、それにじっくり取り掛かることが出来たのは、他のみんなが場内の印刷を一生懸命進めてくれたからです。

安心堂は少人数の会社です。

みんながいてくれるからこそ、仕事ができる。

感謝の気持ちを無くしては、うまくいかないことが多い。

忘れてはならない大切なことだと思います。

そして、この仕事は「なんでもくん」だったからこそ出来た仕事です。

じっくりと、ひとつひとつ丁寧に。

なんでもくんって本当にすごい!

それを開発した会長は、やっぱりすごい!


「人を喜ばせる喜び」は、安心堂の理念です。

この言葉のあり方をとことん追求して、これからも頑張っていきたいと思います。