体のだるさが取れない、太りやすい、風邪をひきやすい……
そんなとき、「低体温症では?」という言葉をよく耳にします
その真相と要因や改善方についてお話しましょう
■筋肉がついてなくて、ぽっこりお腹体型は要注意
低体温症の定義があるのでは!?
と思う方もいるかと思います
ですが、○○℃以下は低体温だという明確な定義はありません
20~30代の成人男女の正常な体温の目安は、36℃前後です
体温は、生まれたばかりの赤ちゃんは37℃程度あり、
年齢とともに下がります
ですから、例えば35℃台なら低体温だとは、一概には言えません
また、家庭用の体温計は汗や室温の影響で低く表示されやすいので、
気になったときは環境を整えてもう一度計り直しましょう
このとき、高く表示された方がより実際の体温に近いと考えてください
低体温になるのにはいくつか原因があります
原因には運動不足、食事のバランスが悪い、
無理なダイエットなどが挙げられます
低体温の場合、正常な体質の人より基礎代謝が低い傾向にあります
基礎代謝とは、人が動かずにじっとしていても、
呼吸や内臓の動き、体温を保つことなどに
消費するエネルギーのことです
エネルギーの大部分は、筋肉によって消費されます
そのため、同じ体重でも脂肪が少なく、
筋肉量が多い人の方が基礎代謝は高くなり、
消費するエネルギー量も多くなります
ですので、運動不足による筋肉量の低下、
偏食やダイエットで筋肉のもととなる
タンパク質の摂取不足の場合、基礎代謝が低下し、
低体温となりやすいでしょう…
特に、筋肉の中で大きな割合を占める、
太ももの前と後ろの両側、胸、背中の
4カ所の筋肉があまりついていない、
でもお腹はぽっこりという方は、基礎代謝の低下が考えられます
■体がだるい、しんどい、風邪をひきやすい
低体温が原因で起こりうる症状があります
基礎代謝の低下は、
自己免疫機能の低下や循環の悪化につながります
ですので、体がだるい、しんどい、寒い、風邪をひきやすい、
太りやすくやせにくいなど、さまざまな症状につながります
低体温かもしれないと思った時の改善法は、
基礎代謝を高めると、体温も上がりやすくなります
まずは、筋肉量を増やすことを考えてください
適度な運動をする、筋肉のもととなる肉や魚介類、
卵、大豆製品、乳製品などのタンパク質をバランスよく摂取しましょう
また、基礎代謝が高くなると消費するエネルギー量が増え、
脂肪の燃焼につながります
健康的なダイエットとなるでしょう
「低体温かも」と思い当たるようであれば、
まずは生活の状況を見直してください
運動不足、朝食抜き、スナック菓子ばかり食べる偏った食生活、
極端なダイエットなど、不規則な習慣に心当たりはありませんか
低体温は乱れた生活習慣が引き起こします
低体温に気付いたら、
それは生活を見直すよいきっかけだととらえて、改善しましょう
低体温の原因は、自らの日常生活にあることが分かりましたね
低体温だけではなく、鏡で自分の姿を見て、
「基礎代謝の低下!?」と不安がよぎったときは、
日々の習慣を見つめ、改めてみてはいかがでしょうか
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