馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

オーダーカーテン

2008年02月24日 22時47分21秒 | 雑記
今日は犬の散歩以外どこへも行かず、書くネタがないので去年の話を書きます。

去年の夏に引越しをしたわけですが、今までの人生で初めてのオーダーカーテンを頼みました。
うちは転勤族なので何度となく引越しをしてきましたが、それまではずっと既成カーテンを買ってきました。
しかし、今回の居間はちょっと変わった窓にしてしまったのでカーテンよりシェードの方が具合がいい場所が2、3箇所あり、同じ空間の中に生地の違う布がかかっているのはどうよ・・・

ということで居間だけですが、初めてオーダーカーテンを作ってもらうことに。
いろんなお店を見てみましたが、いまいち踏ん切りがつかない・・・
なぜならかなり高い買い物になるからです・・・
そうこうしている内に約2ヶ月もの間カーテン無しで暮らしてしまいました(笑)。
いくらなんでも外から丸見えってのも・・・

とうとうあるお店で決めることに。
何でそのお店かというと、営業の人がやり手であれよあれよというまに取り付け工事の日とか予約されちゃって、いいかげんカーテン無しの生活にも疲れてきた(というか慣れてきちゃってたんだけど)ので、もういいか、ここで決めようか、という気に・・・

トルコ製の美しいレースと、淡い黄色とオレンジの中間色のドレープを選び、履き出し窓と出窓一つは普通のカーテンに、もう一つの出窓と縦長の二つの窓はダブルシェードで作ってもらうことにしました。
カーテンレールと取り付け工事も込みのお値段でしたが、「これがカーテンの値段かい!!」と目が飛び出るほどの請求書・・・
だって、既成カーテンなんか安いものは2000円ぐらいであるし、高くても1万円しないでかなりいろいろ選べるでしょう。
桁が一桁違うっちゅうの!!

さて、採寸に来てもらい、それから約二週間かかってようやく完成したものを取り付けにきてくれました。
3箇所のシェードはオーケー。
しかししかし・・・
2箇所のカーテンが・・・

履き出し窓のドレープは左右で長さが違い、それを指摘すると、なんと家の建てつけのせいにしやがる!!
家が傾いてるってことか??
ざけんなよ・・・じゃあ、左右取り替えてつけて見やがれ!!

もちろん左右取り替えてつけても長さが違う。
つまり縫製だか裁断のミスです。
当然作り直してもらう。

で、出窓と履き出し窓両方のレースですが、私が選んだレースは花の刺繍が一面に織り込まれているもので、その刺繍が何箇所かほころんでいるのです。
もちろんこれも作り直してもらうことに。

2週間後新たに出来たものをまた持って来てくれました。
左右長さが違ったドレープは今度はちゃんと同じ長さで大丈夫でした。
出窓用のレースも刺繍がきれいな箇所を選んで作ってもらっていてばっちり。
しかし、履き出し窓用のレースがまたしても2箇所傷が入っているところと刺繍がほつれている所とそれぞれ有り、また作り直してもらうことに。

1週間後、新しくできたレースを持って来てもらい、業者の人と一緒に点検すると・・・
また・・・

トルコからの輸入物のこの繊細なレースは、刺繍の範囲が全体に有るうえほんの少し引っかかってもほつれが出てしまうような品物。
しかも海外での商品管理や査定基準と日本のレベルは差が有り、当然海外の方がアバウト。
なのでこういうレースを選んだ以上、多少のことはしかたないそうです。
縫製の工場にもきれいな場所を選ぶように厳しくいってあるのだけれど、履き出し窓のカーテンはかなりの面積を要するので全てが完璧な生地を見つけるのは困難。
なので、もう一度作り直しても満足してもらえるかどうかわからないといわれました。

そうなのかもしれません。
しかしそれでは納得できません。
だいたい、私の家に持ってくる前にそっちで点検したらどうなのでしょう。
いくら造っている縫製工場と持ってくる業者が違うといっても、ガキの使いじゃ有るまいし、何度もクレーム入って作り直しているのにまたも文句言われそうなもんをチェックもせずに持ってくる神経が信じられません。
もちろん私は引きません。

作り直してもらいました。
そしてまたしても一週間後、作り直されて持ってきたカーテンは、出来で言えば2番目の出来でした。
ここのレースのカーテンは既にこれが作り直されたものの4枚目ですが、前回のものが一番ましでした。
前回の物より劣る物をまたしてもチェックせずに持ってきやがる・・・

ここでまた前回と同じ説明がありました。
そして、このレースの生地はもう残り少なく、生地というのは巻きが中にいくほど出来が悪くなっていくものなので、もう一度作り直してもこれより劣る可能性が高い。
もうこの生地ではこれ以上作っても満足してもらえないと思うので、別の生地を選んでもらえないか。
その新しく選びなおしてもらった生地で、2箇所のカーテンと3箇所のシェード、全てを作り直します、とのこと。

しかし他の4箇所は大丈夫なのだし、この生地が気に入って選んだ以上、他の生地は第2、第3の好みでしかない。
それに今回の生地同様、私の好みは一面に刺繍が入った物なのだから、また選ぶ生地もそうなるしそうなったらまたほつれや傷が気になって同じルーティンになるでしょう。
なので新しい生地を選んで全てを作り直してもらうという提案はお断りしました。

じゃあ、どうするか。
とりあえず今回持ってきた物より、前回の物の方が良かったので、前回のものを付け直してもらう。
そのうえで、今度は私の商談の番です。

生地の事情はわかった。
しかしそれはそちらの事情であり、客の私には関係ない。
既成のカーテンではなく、高価なオーダーである以上、それなりの質を求めるのは当然でしょう。
とりあえず3回目に作って貰ったものが一番ましだった。
で、これ以上の物は作れないと言うのなら、この履き出し窓のレースのカーテンを無料にして欲しい。
無料であれば、一番出来が良かった3回目のカーテンでおさめましょう。

取り付けに来た業者さんは自分では判断できないので会社に判断を仰ぎ、折り返し電話させるといって帰って行きました。
その後責任者の方から電話を頂き、今までの経緯を話、希望を伝えると、社長が海外出張中なので来週戻ってから判断を仰いで連絡するので待って欲しいとの事。
待つこと1週間弱。
私の希望が通りました。

こうして長かった我が家のオーダーカーテンとの戦いは終わったのでした。
めでたしめでたし

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2 コメント

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Unknown (オーダーカーテン)
2009-07-21 11:59:59
とんだ災難ですね~。
何回も作り直してもダメなんて、完璧なカーテンが欲しいからオーダーにしているのにこれじゃオーダーの意味がありませんね。
自分も腹が立ってきましたが、最後はうまく収まったようでめでたし、ですね♪
返信する
こんばんわ~ (ティティ)
2009-07-21 22:12:57
こんばんわ~。
そうなんですよ~。

後日談ですが、このお店、その後つぶれちゃったんですよ。
やっぱ、あんないいかげんな仕事だもの、しかたないですよね~。
返信する

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