北海道ツアー 二日目ー１

朝食はホテルのレストランでビュッフェ。
お料理の種類が少ないうえ、合宿の学生達と一緒になっちゃったのでごった返して大変でした。
いつもはご飯は食べないのですが、タラコがあまりにおいしそうだったので食べちゃいました（笑）。

ご飯の後、放牧されている馬たちを見に行きがてらぶらぶら。
放牧地がとても広いのでグワングワン走り回ってました（笑）。

昨日の外乗の時も見えましたが、ここAERUの敷地の隣にはJRA日高の育成牧場があります。
AERUはJRAの第三セクターだそうで、かなり赤字経営なのにやっていけるのはそのためだとか・・・
どうりで商売っ気ないはずだよ・・・

本来一般人は入ることが出来ないJRAの育成牧場ですが、AERUの宿泊客は無料で見学バスツアーに参加することができます。
これも今回とっても楽しみにしていたものの一つ！
朝８時５分ロビー集合で、マイクロバスに乗って育成牧場へ。



この敷地、想像を絶する広さです。
まずは展望台のある建物へ行ってなんとなく全貌を見渡すのですが、遠く霧にかすむ山のふもとまで続くものすごく広大なエリアの全てがJRAの施設なのです。



全てをみっちり見て回れば一日有っても足りないそうですが、２時間弱のバスツアーは駈足で主だったところだけを回ります。



ここにはあちこちから競走馬が調教のためやってきていて、１頭にかかる維持費は月に３０～４０万円くらいだそうです。
平均的な乗馬クラブの自馬の維持費の倍くらいですね。
馬自体の値段も、百万くらいの馬もいれば一億以上の馬もいて、そういう高価な馬たちは輸送されてくる時も馬運車に一頭だけ積まれて来るとか。
安い馬たちは積めるだけつめて運ばれてくるそうです。
業界は人手不足で、これまでは３０歳までだった募集の年齢制限を４０歳までに引き上げようと言う案が出ているそうです。
危険だしきつい仕事だものね・・・

募集でやってくる人たちは馬に触るのも初めての人もいて、おとなしい引退馬達がそういう人たちの訓練に使われるそうです。
引退馬達の厩舎の中を見学させてもらいましたが、厩舎も巨大。
雪の多い地域なので厩舎の中に洗い場があります。



馬房にしかれているのは藁かウッドチップのどちらかで、かなり深めにしかれていて居心地良さそうです。
今までいろいろな乗馬クラブに見学に行ってますが、一般の乗馬クラブでこれほど深くしかれているところはありませんでした。



外には放牧された引退馬達がのんびりしていてどの子も人懐こくてかわいかったです。





調教のためのコースは屋内外に多数あります。
馬は暑さに弱いので調教は早朝から行われるそうです。





冬が長く雪に覆われてしまうこの地方ですから、屋内のコースの充実振りは圧巻です。
１６００メートルの円形のコース、１０００メートルの直線コース、傾斜をかけた直線コースなどなど、全て屋内です！
１０００メートルの直線コースの中も見学させてもらえますが、スタート地点の馬が見えないほどの長さが全て屋内なんですよ～～！
本当にすごい施設です！！



これはゴール地点です。
ぐるっと回って向かって左側を歩いて戻り、右側を走ってきます。





見えにくいですが、丘の上から見た円形屋内コースです。

丘の上にも屋外のコースがあり、起伏が有るのでハードなコースとなっていて馬力のある馬しかやってこないそうです。
丘の上に向かう道路は半分が車専用、半分が馬専用で、馬専用の方は足を痛めないようにラバー状のコーティングがされています。

広大な敷地なので、エゾシカも住んでます（笑）。



大満足の二時間のバスツアーを終えてホテルに戻りチェックアウト。
車で次の目的地帯広に向かう途中もまた行く先々に牧場があり放牧された馬たちがいて、親子連れの馬も多くて癒されます～～
いいな～、日高、大好き～～！





こんな看板が立ってるのも馬の街って感じですよね



日高地方が終わり、次のエリアに入ると牧場の景色も変わってきます。
馬ではなく牛の姿が見えるようになって来て、なんとなくさびしい気持ち・・・
果てしなく信号のない道が続くので、たま～～に信号があっても見逃しかけて急ブレーキ踏んだりしてしまいました。
ちょっと怖いです。



途中にある幸福の駅公園を偶然見つけて行ってみました。
昔話題になった幸福の駅は今は電車は通ってなくて、観光地として駅が残っているだけです。
回りは花畑になってきてきれいに整備されていました。



電車も置いてありますが、暑いので中には入っていられません。
駅の建物の前で、制服のジャケットと帽子が無料で借りられるので王子が貸してもらって記念撮影しました。
お約束の幸福の文字入りの切符も売ってましたよ～。