馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

エジプト 憧れのナイル紀行 3日目ー2

2009年05月17日 00時35分23秒 | 旅行
もともとの日程ではアスワン到着後、今夜から泊まるクルーズ船にチェックインして船内でランチを食べ、午後の観光に繰り出すはずでしたが船の運行時間が遅くなってしまったらしく、ハイダムに先に行って船に戻り、ランチを食べてまた次の観光へ出てはものすごい時間の無駄になってしまうとのことで、また添乗員さんが船側と交渉して、アスワン空港で私たちの到着を待っているバスに、船のレストランに頼んで作ってもらったお弁当を積み込んでもらうことになりました。
バスに乗り込んで手渡されたお弁当は超巨大でずっしり重い(笑)。
あまりの重さに紙の箱の底が抜けそうになっています。

午後の最初の観光はアスワンハイダム。
これはその名の通りエジプトの上部に作られた巨大なダムです。
このダムがもし空爆されたら国土の緑の土地のほとんどが水に沈むとか。
そういうことはあまり外国人に言わないほうがいいのでは・・・(汗)
なのでダムは軍事機密で、大きな望遠レンズのついたカメラなどは使えないそうですが普通のカメラはOK。
今日び普通のカメラでも結構性能がいいんですが・・・本当に軍事機密???
ここではちょっとバスを降りて写真を撮るだけですぐ引き返しました。

次はイシス神殿。
神殿はナイル河の上流にあるフィラエ島にあるので船着場でボートに乗って渡ります。
島はボートであっというま。
水は澄んでいて美しいです。

上陸するとすぐにまた持ち物検査。
しかし例によってここのツーリストポリスもラフで、あって無きが如しのセキュリティチェックなのでした。
じゃあやらなきゃいいじゃん。

島のカフェのテーブルを借りてお弁当を食べるので、本来飲み物は自腹ですがツアーのおごりでジュースを頼みました。
さて、ずっしり重たいお弁当の中身は・・・



山ほどはいっています。
写真には写っていませんが、他にミネラルウォーターのペットボトルとリンゴが2個ときゅうりが丸一本も入っていました(笑)。
エジプトの人たちはお昼からこんなに食べるんでしょうか?
とても食べきれる量じゃありません。

食べていると猫がやってきてちょうだいとねだります。
チーズやお肉をあげると大喜びでした。



お腹がいっぱいになったところで神殿の観光へ。
小さい島なので周りの水と神殿のコントラストが美しいです。
現地ガイドのRさんはこのイシス神殿を愛しているようで、説明する言葉の端々に愛情があふれていました。
とても美しいと何度も繰り返し、いつまでも見ていたいと・・・
残念ながら私は男性的なアブシンベル神殿の方が好きで、中のレリーフもアブシンベルのほうが美しいと思いましたが・・・



この神殿は女性的で繊細な感じです。



暑いので王子はバテ気味。
自由時間が少し有ったので家族で写真を撮り、カフェの横に有るおみやげ物屋を覗きました。
ここはありがたいことに値札がついていて定価販売。
時間のないツアー客にはありがたいです。
値札がついてないお店は吹っかけられて値切ってる時間がないので。

いろいろ買ったら何もいってないのに少しディスカウントしてくれました。
ありがと~と言って行こうとすると、売り子のお兄さんが「ペン。」
ペン?本当だったんだ!!!

ガイドブックやネットの掲示板で、エジプトでは日本のノック式のボールペンが人気なので持っていくと値段交渉に役に立つと書いてあったのですが、これほどの観光地ですから日本人も山ほど来ています。
なので初めはありがたかったボールペンも今では観光客に関係のある人たちは皆たくさん持っていて欲しくないのでは?と、半信半疑だったのです。
でも一応ダイソーで買って持って来てはいました(笑)。
それなのに、昨日は持ち歩いていたのに今日は預けてしまったスーツケースの中に入れっぱなしで持っていなかったのです!
う~~!なんて馬鹿なの!せっかく持ってきたのに!

ごめんね、昨日は持ってたんだけど今は持ってないの。と言うと、お兄さんはとても残念そうで、なにやら申し訳ない気持ちになりました(涙)。

島の観光を終え、またボートで船着場へ戻ります。
しかしボートの中でさっきの土産物屋に電卓を忘れてきたことに気づきました(涙)。
売り子のお兄さんに貸してと言われて貸したまま返してもらうのを忘れてきてしまったのでした(涙)。
ああ~、旅行中は電卓ないととっても不便なのに~。
ボールペンの代わりに電卓をあげてしまったことになりました。

船着場でバスを待ちます。
ここにもたくさんの土産物屋があって見たかったのですが、あっというまにバスが滑り込んできたので見ている暇なし。
こういうところが、ツアーなので自由がきかなくてちょっと悲しいです。

次は切りかけのオベリスク。
完成していれば史上最大になったはずのオベリスク。
3面は切り取られているものの、途中でひびが入ったため放置されたといわれていますが、これがあったためにどうやってオベリスクが造られたのかわかったそうです。



ここはまったく影がないばかりか、下からの照り返しがものすごくてとっても暑いです。
なのに、やっぱり白人の小さな女の子を連れた親子の服装は・・・
帽子かぶせない、袖がない、足はむき出しのワンピース。
肌が出ているところは全て触るのも怖いくらいのまっかっかで、今夜は痛くて眠れないでしょう。
子供かわいそうだろ~!
気を使ってやれよ~!

ここも出口付近に並ぶたくさんのおみやげ物屋は全てスルー(涙)。
見たいよ~(涙)。
でもしかたないです。
団体行動で時間がないので値切ってる暇がないのでどうせ何も買えないし。
ガイドさんも客がトラブルのを嫌ってなるべく売り子や店に近寄らないようにと何度も言ってますし・・・

ナイル河の岸へ向かい、今夜から泊まるクルーズ船が停泊している場所までファルーカという帆かけ船に乗って行くことに。
広大なナイル河に何隻も浮かぶ白い大きな帆を持つファルーカ。
その光景はまるで絵葉書のような美しさです。



河の上は風がとても快適で、ファルーカは音もなくほとんど揺れることもなく滑るように進みます。
途中、アガサ・クリスティのナイル殺人事件の舞台となったホテルも見えました。
船の中ではガイドさんとクルーが音頭を取って皆で歌ったり踊ったり。
楽しんだところでなぜか現地ガイドさんによる販売会に・・・

チョコレート、ストラップ、フェイスタオル、そしてヒエログリフでカルトゥーシュの中に自分の名前を刺繍してもらえるTシャツとポロシャツ。
お値段はもちろん「日本人観光客用」でございます(怒)。

なんかね~、あんなに観光地の土産物屋を「吹っかけられるから」とスルーさせておいて、お前も吹っかけてるじゃん!と突っ込みたくなります。
まあ、しかたないですけど、ツアーですから。
私は基本的に現地の値段よりかなり高い「日本人観光客向け」の商品にはまったく興味がないのですが、こういうものに必ず食いつくのがパパと王子(笑)。
王子は刺繍してもらえるTシャツを買うといって聞きません。
パパも同じTシャツを買うといって聞きません(笑)。

ま、いいか。
ヒエログリフで名前を刺繍してくれるようなTシャツは日本じゃ買えないし。
旅行の記念に親子ペアルックしたいなら。
と、パパと王子のTシャツを頼むことにしました。

一時間くらいファルーカでクルーズし、岸に戻ると今度はクルーズ船に乗船です。
岸にはたくさんのクルーズ船が停船しています。
ナイル河クルーズの客船はレベルはピンからキリまでですが300隻くらい有るそうです。
観光地はナイル河に沿って点在しているので、クルーズ船に乗れば観光地に一番近い場所まで船が移動してくれ、その間客はお部屋で休んだりカフェでお茶をしたりしてリラックスして過ごすことができます。
これがバスでばかり移動するツアーでしたら、狭い車内で動くことも出来ずにハードな旅程がさらにハードになってしまいます。
なのでエジプトにツアーで行くならこのナイル河クルーズが入っているツアーが断然お勧めです!!
バスで回るツアーに比べるとお値段は少し高めですがそれだけの価値があります!
何より身体が楽ですから。

私たちの船は2004年と2005年に二年連続でエジプト観光省の格付けでベストシップ賞に輝いたファイブスターのデラックスクルーズ船アマルコ号です。
美しいロビー、快適なレストラン、広々としたサンデッキ、そしてなんとエレベーターつき。
客室もきれいで快適そのもの!
バスタブまでありますし、湯沸しポットも有ってコーヒー紅茶も常備、さらにインターコンチにもなかったバスローブも完備です。
これらの物やアメニティは他の国のリゾートホテルでは普通ですが、エジプトではついてるほうが珍しいのです。





写真ではバスタブが見切れちゃってますけど(笑)。

ただサンデッキにあるプールは、限られたスペースなので致し方ないのでしょうけれどプールと言うより池?って感じの小ささでちょっとがっかり。
結構プール期待してたので・・・



船内には小さなお土産物やさんも二つあり、一つには民族衣装のガラベーヤがおいてありました。
今日、アブシンベル神殿の土産物屋で気にいった物がなかったのでここで探すことに。
船の中のお店だと高そうだけど、既に船は岸から離れていて動き出しているのでもうどこへも行けません(笑)。
夕食まで値切る時間は十分ありますから(笑)。

しかし思っていたよりここのおじさんの吹っかけ方はとっても良心的でした。
時間もたっぷりあるし、いろんなガラベーヤを引っ張り出してどんどん試着し倒し、半袖のアイボリーの生地にゴールドの美しい刺繍の入った物に決めました。
お洋服もお値段もとっても気にいりました~
ありがとう、おじさん~。

夕食はコースディナーなのでちょっとだけおしゃれしてワンピース。
王子にも黒のシャツを着せました。
飲み物は残念ながらこの船にはフレッシュマンゴジュースがなかったので、フレッシュグアバジュースを頼みました。
これも濃厚でとってもおいしいです





選べるコースのメインは、前日のシーフードがとってもおいしかったので迷わず魚料理を選びました。
やっぱ、魚料理にはずれなし。
とっても美味でした~

最後のデザートを食べながら王子はすっかりダウン。
寝てしまいそうなのでパパが先に部屋に寝かしに連れて行ってくれました。
今夜はディスコパーティーが催されると聞いていましたが、私も疲れたので参加せずに早く寝ました。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エジプト 憧れのナイル紀行... | トップ | エジプト 憧れのナイル紀行... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事