馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

思い出の味

2009年10月04日 18時53分44秒 | 雑記
夕方、銀魂を読んでいたら銀ちゃんが団子を食べていて、無性に私も食べたくなってお団子を作って食べました(笑)。

昔好きだったものや今好きな食べ物が食べたくてしかたなくなることありますよね。

私の大好きな台湾の食べ物のあれこれもそうで、でも無性に食べたくなっても日本じゃ食べれませんからどうにもならなくて辛くなります。
すぐにも飛んで行って食べたい!!!
あ~~、どこでもドアがあったらな・・・

遠くてすぐには食べに行けないのも辛いですが、実在しているならいつか行けばまた食べれます。
でももう永遠に食べられないものもあります。

作ってくれた人がもういない場合。

普段は忘れていますが、たまに祖母のことを思い出します。
わたしは小さい頃祖母の家で暮らしていた時期があり、祖母との思い出のほとんどがその幼少時代のものです。

普通おばあちゃんというのは孫に甘いものですが、うちのおばあちゃんはそんな生易しいばばあではありませんでした。

私が悪がきだったということもありますが、しょっちゅう怒鳴られ、ハエたたきや長い定規で殴られ、庭の柱に縛り付けられて放置されたり、ぐるぐる巻きに縛られて納屋にぶち込まれて閉じ込められたり、上にのしかかられて殴られたり・・・
今だったらそんな光景近所の人が垣根から見かけたら、「虐待している!」って通報するよね。
いや、ほんと、通報されかねない迫力だったんですよ。
私もわあわあ泣きながらも謝らないのね(笑)。
「馬鹿やろう!!大嫌いだ~!!」とか叫びながら泣いてるわけよ。
超近所迷惑(笑)。

まあ、そんなハードなばばあだったんで、私も祖母を好きだったのか嫌いだったのか自分でも良くわかりません。
嫌いではなかったけれどそんな好きでもなかったんでしょうね。

祖母が他界したのはもう一昔前ですが、思い出すことといえばシバキ倒されていたこと(笑)。
そしてよく作ってくれていた蒸しパンの味です。

確かに蒸し器で作るので蒸しパンと呼んでましたが、今お店で売られているような柔らかくふわふわなものではなく、ガッチリ硬くて重たくて、まさに祖母の人柄のような(笑)ハードな代物でした。
作りたての熱々を、マヨネーズをつけて食べるとそれが絶品で、しょっちゅう朝ごはんに出てくる蒸しパンが大好きでした。

でも祖母のオリジナルだったので、亡くなってからは誰にも作れず、もう二度と食べることができない味なのでした。

「おばあちゃんに会いたいなあ」と思うことはありませんが(おいおい)、「おばあちゃんにもう一度蒸しパンを作ってもらいたいなあ」と、思い出すたびに思うのでした。

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